なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だよりいざという時のために 母子保健推進員が救命講習

佐敷町では、母子保健の向上を図るため、各字に母子保健推進員を配置しています。現在、20人の推進員がおり、彼女たちは、行政と住民のパイプ役として、母子保健に関する情報や知識を、住民に知らせたり相談にのったり、乳児健診などでの身体測定と、いろいろな場で活動しています。
母子保健推進員は、月に一度は定例会を持ち、母子保健に関する勉強会や情報交換をするなど、意欲的です。11月の定例会では、東部消防職員の協力で、応急手当、救命講習を学びました。
突然、目の前で人が倒れたり、子供がタバコやコインを飲み込んでしまったなど、救急車が到着するまでの間の応急手当の方法を学ぶことで、急な事故に対応できるようにしようと、一生懸命でした。

(傷病者発生…まず?)
▼周囲の状況を把握し、救急(119番)通報
火災、車の通りが激しいなど危険な場所以外は、原則として移動せず、その場で必要な
手当を行う。
▼傷病者の観察
応急手当を行う前に、傷病者の全身状態をよく観察すること。
・意識があるか
「大丈夫ですか」「もしもし」と呼びかけたり肩をたたく。身体を乱暴にゆすってはいけない。
・呼吸(息)をしているか
気道を確保し、傷病者の口と鼻に自分の頬を近づけ、吐く息を感じるか。同時に胸と腹が上下に動いているかを見て、物がつまったような呼吸音でないか確かめる。
・脈拍はあるか
頚動脈で調べる。のどぼとけより人差指と中指をそろえ、耳の下にすらし軽く押さえる。
・大出血はないかなど
(救急蘇生法とは)
傷病者が生命の危機に陥った時、救命するために行われる手当をいいます。救急蘇生法には、心肺蘇生法と止血法が含まれ、前者には、①気道の確保②人工呼吸③心臓マッサージがあります。
救急蘇生法は医師に引き継ぐまでの手当にとどめ、また傷病者の状態により、止血などの応急手当が必要です。
病気やケガ、災害から自分自身を守り、急病人やけが人を正しく救助するために、一人でも多くの人が「救急蘇生法」を日常の知識や技術として身に付けておくことはとても大切です。救急法についての講習会なども受けてみてはいかがでしょう。119番が通じない時は…1999年12月31日から2000年1月1日にかけて緊急119番電話が不通になった場合は下記におかけ下さい。
994-1191(通信指令室)
945-2200・946-9999

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1MboyJxBzQISPU7ZAjppQgCWu6w6pck1D
大分類 テキスト
資料コード 008452
内容コード G000000737-0006
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第269号(1999年12月)
ページ 5
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1999/12/10
公開日 2023/12/14