なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だより育児は胎内から

お母さんの胸に抱かれてすやすや眠っている赤ちゃん。それを見つめるお父さんの優しい目。満足そうにお乳を飲んでいる赤ちゃん。
抱きあげると泣きやむ赤ちゃん。
そんな赤ちゃんを見ていると、お母さんもお父さんも周りの人までもが、本当に赤ちゃんがいとおしく、かわいらしく思えますね。
少子化と言われていますが、我が町においても毎年約100人の赤ちゃんが誕生しています。初めて妊娠を知らされた時の気持ちは、どうだったでしょう。喜びやうれしさだけでなく、不安や心配、重い責任感などが一体となり、複雑な感情を抱いたのではないでしょうか。
さて、妊娠期間中は、お母さんと赤ちゃんが、2人でひとつの体を共有しているようなもので、お母さんにとって良くないことは、赤ちゃんにとっても良くありません。
お母さんは一生懸命育っている赤ちゃんのために、子宮内の環境をいつも最良の状態にしておくことが大切です。そのためには、休息・睡眠・栄養を十分にとり、心身ともに健康であることが一番です。イライラしたり、ストレスがたまったりすると、自律神経やホルモン分泌の状態が変化し、胎盤の血液の循環が悪くなり、その結果、赤ちゃんの発育が遅れることがあります。
お母さんの心身の安定には、夫や家族の協力が必要です。育児はもう胎内から始まっています。赤ちゃんが胎外での生活に十分適応できるよう、みんなで協力して大切に育てていきましょう。
町でも母親学級を実施しています。“アットホームな雰囲気で楽しい”と好評です。ぜひご参加ください。

母親学級のお知らせ
場所:老人福祉センター
時間:午後1時30分~4時
問い合わせ:健康課TEL947-2782“夫婦での参加も大歓迎”

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1PscwbLAXrwIZDAy08cpds0Jhqa_mutaN
大分類 テキスト
資料コード 008452
内容コード G000000735-0006
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第267号(1999年10月)
ページ 5
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1999/10/10
公開日 2023/12/14