なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

「さしき尚巴志太鼓」渡嘉敷島同行記

さしき尚円志太鼓事務局 大城正幸
夏休みの初っぱなの7月24日「ホエールウォッチング」で島興しをした渡嘉敷島で「99鯨海峡とかしきまつり」があり、その前夜祭が「鯨海峡太鼓フェスティバル」でした。
その前夜祭に「さしき尚巴志太鼓」も招待され、海を渡る1泊2日の旅となりました。私たち一行の顔ぶれは、尚巴志太鼓の精鋭たち、小学生2名・中学生8名高校生1名・リーダーの藤山氏・事務局の私。そして青年会長の知念さん。
「鯨海峡太鼓フェスティバル」は地元の子供たちの太鼓で開幕。
続いて奄美民謡。そしてメインの太鼓の一番手で登場したのが「さしき尚巴志太鼓」です。
にわかに静まり返った会場に「瀧落とし」の弦の音が響き、それに迫力ある太鼓の音を重ねてゆく。
両手にバチを持ち、大きな動きの型が全員ピタリと決まって、見ていて気持ちいい。さっきまで、ふざけあって遊んでいた子どもたちとは思えない、真剣なまなざしが実に頼もしい。この日は新曲も披露して少し緊張気味のようでした。
フィナーレの力チャーシーでは出演者全員と、観客が一体となって大カチャーシー大会になりました。祭りをみんなで成功させた一体感で、体からにじみでる喜びを抑えきれないといった感じの笑顔笑顔の踊り。
「さしき尚巴志太鼓」の子どもたちも、他の団体のメンバーと向かい合って力チャーシーを踊りあったり、一緒に手を取ってバンザイしたり、喜びを体いっぱいで表現していました。
みんなそれぞれの場所で黙々と一生懸命練習を積み重ねてきて、ここで出会い、その成果を存分に発揮し、お互いを称える感動的なシーンでした。
その後の交流会の中で、それぞれの島から持ち寄った特産品を、みんなの前で宣伝する「地域特産品の自慢話コーナー」があり、私たち佐敷は特産品コーナーがあるのを知らず、何も持って行かなかったのでちょっと居場所がなかったのですが、こう言えば良かったかな?「佐敷の特産品はこの元気な子どもたちです!」と。

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大分類 テキスト
資料コード 008452
内容コード G000000734-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第266号(1999年9月)
ページ 10
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1999/09/10
公開日 2023/12/14