初めておかゆを口にした赤ちゃんは、モゴモゴと不思議そうな顔をします。思わず、お母さんも緊張しますね。はりきって調理したのに赤ちゃんにベロを出されて「食べてくれない」と悩んでしまうお母さんもいます。
約半年かかる離乳のスタートです。あせらず、楽しみながらすすめましょう。
(なぜ、離乳をするのでしょう)
赤ちゃんもやがて、お乳の栄養素だけでは足りなくなります。そこで、5か月頃になったらドロドロ状態のつぶしがゆから始め、つぶつぶのあるもの、さらに歯ごたえのあるものへと段階を追ってすすめ、大人の食事へ近づけていくのです。
〈準備期〉
生後3か月頃になったら、お乳以外の味とスプーンになれさせるために、薄めた果汁やおもゆ、野菜スープのうわずみなどを与えます。始めは1日1回、スプーンで1~2さじずつ、いやがる時は無理強いせずに!
〈離乳初期〉
離乳を始めるのは生後5か月頃が良いでしょう。その頃、赤ちゃんも口をモグモグさせたり、よだれを流して食べたそうな様子をみせます。つぶしがゆをスプーン1さじから始めましょう。
〈離乳のコツ〉
▼赤ちゃんが健康な時に始めましょう。
▼赤ちゃんの機嫌や便の様子をみながら、量と種類を少しずつ増やします。始めたら毎日続けましょう。最初は1日1さじ、その後は2~3日ごとに1さじずつ増やし、3さじに慣れたら別の食品に!
▼与える食品は、離乳の段階を経て種類を増やしていくこと。調理形態もドロドロ状態から舌でつぶせる固さ、歯ぐきでつぶせる固さ、歯ぐきでかめる固さというように段階を経て徐々に!
▼味付けは薄味で!大人の口にもの足りないくらいの味で良い。
▼授乳の前に食べさせること。
離乳食実習のお知らせ
町の離乳食実習では、準備期・離乳初期・離乳中期・離乳後期・離乳完了期と各段階に応じたメニューを、8品実習し試食していきます。
「各段階に応じたメニューが学べて良かった」
「手軽にできる方法を教えてもらって参考になった」
「他のお母さんたちとも情報交換できた」と、お母さんたちの声もさまざまです。この離乳食実習での出会いからお友達になり、その後も4~5人のグループで集まり、子育ての情報交換をしている方々もいて、保健婦としてもとてもうれしく思います。
健康づくりにおいては、食生活もかなりのウエイトを占めます。食生活のスタートである“離乳食”基本的なことをしっかりおさえ、よく食べてよく遊ぶ丈夫な子どもに育てていきましょう。
次回の離乳食実習
8月11日(水)午後1時30分婦人の家
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1lNqXLCpsuLfT04GA9j_aRZjDLtl8RAjw |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008452 |
内容コード | G000000733-0006 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第265号(1999年8月) |
ページ | 9 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1999/08/10 |
公開日 | 2023/12/14 |