なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

平成11年度第一次ハブ咬症注意報発令

一年のうちでも、4月から6月及び9月から11月頃の時期がハブの活動に適し、加えてこの時期は、農作業や行楽等で、田畑や山野への出入りが多く、ハブに咬まれる被害も多く発生しています。
昔は、沖縄県だけでも一年間に500人以上もの人がハブに咬まれていましたが、この頃はその数も150人位までに減りました。治療方法が良くなったために、死ぬ人はほとんどいませんが、ハブの毒は筋肉や血管を壊す恐ろしい力を持っているので、咬まれたところが元に戻らない人が、少し出ています。(資料提供沖縄県衛生環境研究所)

もし咬まれたら
あなたが、ヘビに咬まれてしまったら…
①まず、慌てずに咬んだヘビを見て、ハブかどうかを確かめます。ヘビを見失ったら、咬まれた傷口を見ます。ハブならば、ふたつの牙のあとから血が出るとともに、傷口がだんだん腫れてきてすごく痛みます。そうでなければ、心配することはありません。

ハブだとわかったら…
②大声で助けを呼びます。
③傷口から、口で繰り返し血を吸い出します。毒も血と一緒に出てきます。
④そして、なるべく動がないようにして、できるだけ早く病院へ連れて行ってもらいます。
助けが来ない時は、決して走らずに、人のいるところまでゆっくり歩いて行きましょう。走
ると毒が早くまわります。

みんなでできるハブ対策
ハブは、人よりネズミを咬みたいのです。ハブに咬まれるのは、人にも責任があります。あなたが家でハブに咬まれないためには、周りをハブが住みにくいようにし、もしハブが出ても、あなたが先にハブを見つけることができるようにしましょう。
山や林に入る時は気を付けましょう。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1Vm0FOG2oNA9V6dPlzoFhr_NuRAKTFvRu
大分類 テキスト
資料コード 008452
内容コード G000000731-0008
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第263号(1999年6月)
ページ 5
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1999/06/10
公開日 2023/12/14