なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だより 検診で体の状態を知ろう

~4/8~15は住民検診~

なぜ健診をうけなくてはならないの?
すこやかに老い、そしてすこやかに死んでいく…。それは、誰もが考える理想の人生像です。ところが、その私たちの願いに立ちはだかる敵がいます。それは『成人病』、今は『生活習慣病』と呼ばれるようになった病気です。この敵が大きくならないうちに、早く発見する手段が、健康診査『健診』なのです。
生活習慣病の多くは、毎日の生活習慣(食事、運動、休養、飲酒喫煙など)の積み重ねによって少しずつ進行していきます。気づいた時には、病気が悪化していることもあります。そうならないようにするためにも、ぜひ健診を受けるようにしましょう。

健診でどのようなことがわかるの?(検査項目)
体計測(身長・体重)
肥満度をチェック!
②血圧測定
高血圧になると、心臓には普段より大きな負担がかかり、動脈硬化もおこりやすい。脳卒中や心臓病などの合併症をひきおこしやすい。
③血液検査
肝機能、腎機能、血糖、高脂血症、貧血、通風などを検査し、表面には出ていない異常を教
えてくれる。
④尿検査
蛋白、糖、潜血の有無を調べる。腎臓病や糖尿病の早期発見の手がかりになる。
⑤心電図
心臓の筋肉の異常や不整脈、心肥大などの有無がわかる。
⑥眼底検査
高血圧や動脈硬化の進行度、眼球の病気、糖尿病などの発見につながる。
⑦胸部レントゲン撮影
肺ガンや結核の発見につながる。
⑧胃ガン検診
胃ガンのみでなく胃の病気の発見につながる。
⑨大腸ガン検診
大腸ガンのみでなく大腸の病気の発見につながる。

健診の結果をもとに生活習慣を見直していこう!健診を受けるだけではダメです。
健診の結果が「要医療」「要精検」と出たら、必ず受診して主治医と相談し、治療が必要なら治療していきましょう。「要観察」「要指導」の場合は、日常生活に注意し、定期的な検査で経過をみていきましょう。また、生活習慣を見直し、生活の改善(食事、運動など)をしていきましょう。
保健婦も、健康教育や健康相談、訪問にて、生活の見直しをしていくお手伝いをしています。お気軽に声をかけて下さい。

健診は、800円で買える安心です。さあ、サンダルばきで出かけよう!
〈健康診断を上手に受けるコツ〉
・30代の元気なうちから、受診する習慣を身につけよう!
・他の病気で通院している人もきちんと受けよう!
・毎年決まったところで受けるようにしよう!
・「要精検」「要医療」という結果が出たら、必ず受診しよう!
・検査結果の記録は残し、日々の生活改善に生かそう!
・検診結果を家庭医にも報告しよう!

800人が健診未受診
平成7年健診受診状況調査
40歳~65歳までの約3,500人を対象に調査した結果から

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1AwVKlBrepsCyvvSqKLL7b-MryL9dz7PB
大分類 テキスト
資料コード 008451
内容コード G000000724-0011
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第260号(1999年3月)
ページ 10
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1999/03/10
公開日 2023/12/14