指導主事 真栄城功
学力向上対策は、家庭での基本的生活習慣の確立と、学校での基礎・基本の学習内容の定着を図っていく、という2本柱で捉えることが出来る。
学対のねらい
まず、新しい教育改革のなかで考えられていることは、子どもたちに「生きる力」と「ゆとり」を身につけさせることである。
また、完全学校週五日制の下で学校教育の目指すところは、これからの生涯学習社会を生きる基礎としての「基礎・基本の徹底指導」を行っていくことである。
生きる力とゆとりを生み出す改革の視点
①豊かな人間性や社会性、国際性に生きる日本人としての自覚の育成
②自ら学び、自ら考える力の育成
③ゆとりある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り個性を生かす教育の充実
④各学校の創意工夫を生かした特色ある教育、特色ある学校づくりの展開
以上の4点を踏まえることによって、本来の「知、徳、体」がバランスよく育まれていき「ゆとり」のある教育が展開できる。
しかし現状は、勉強さえ出来れば良い、テストで良い点数を取りさえすれば良い、という感覚が先行しすぎている。そのため、子どもたちの「生きる力」が失われつつある。
そこで、子どもたちに「生きる力」を身につけさせるため、人との関わりや自然との触れあいを持つことを強く打ち出している。
生きる力とゆとりを生み出す改革の視点
責任感が強い、思いやりを持って他人と接する、他人に人望が厚いなど「生きていくうえ」で勉強よりも大切な基本的なものがある。
友達とけんかをし仲直りする、動物の世話をして生きものの命と関わる大変さと大切さを知る。様々な体験を通じてしか会得できないことがたくさんある。子どもたちに年代に合った体験をさせることによって、その時その時の大切な基礎・基本を学び取らせていくことが重要視されている。
みんなで育もう佐敷っ子
点数主義、詰め込み主義を反省し、基礎・基本をしっかり身につけさせ、体験学習を多く取り入れ、「学ぶ」ということが、子どもにとってもっと身近なもの、楽しいものにしようというところに教育改革の大きなねらいがある。ここが基礎学力の向上、健全育成の意図することろではないだろうか。
そのために、「家庭、地域社会、学校では、何をどう実践すればよいか」という本町の学力向上の推進テーマを、町民1人1人が今1度真剣に考え実践していく必要があるのではないだろうか。これからの社会を担う子どもたちの豊かな成長を願って!
町学力向上対策実践発表会が、12月5日、シュガーホールで行われました。
実践発表会では、各学校から学校での取組についての発表や児童生徒らによる実践発表が行われました。また、PTAや子ども会での取組みについても発表があり、出席者は熱心に耳を傾けていました。
続く教育講演会では、方言キャスターの伊狩典子さんが「言葉のもつ癒しの力」と題して講演し、方言が持つ懐の深さを感じさせてくれました。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1eQm1zsOJCgOiJmyfO9_Emxoewox_tgpL |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008451 |
内容コード | G000000722-0005 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第258号(1999年1月) |
ページ | 5 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1999/01/10 |
公開日 | 2023/12/14 |