なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

11月1日~29日にぎやかにさしき文化まつり

"ゆらてぃあしばなさしきんちゅ"
伝統芸能の祭典甦るさしき11月1日
11月の間、約1か月開催されたさしき文化まつりの幕開け、伝統芸能の祭典「甦るさしき」が、11月1日、シュガーホールで行われました。
町内各地で古くから伝えられ、現在では休眠状態にあった素晴らしい伝統芸能を、再生し発展継承していくために行われたこの舞台。

第1部は「町内の舞踊家たち」。
佐敷町文化協会芸能部の皆さんによる「かぎやで風」の斉唱で開幕(写真上)しました。続いて、町内の5つの琉舞研究所の創作舞踊が披露され、「芸能のむら」佐敷を実感させてくれました。
第2部は「未来への継承」。各地で伝えられている伝統芸能の久し振りの上演となりました。演目は、13年ぶりの手登根の組踊「阿波根」、22年ぶりの伊原の組踊手水の縁の「間のもの」、18年ぶりの津波古の狂言「酒飲狂言」の3作品です。

手登根の「阿波根」とは
幼くして両親に捨てられた姉と弟が、鬼にさらわれるところから若主に助けられて戻るまでを「すき節」「七尺節」「散山節」などにのせて物語は進みます。

伊原の「間のもの」とは
組踊「手水の縁」の内容を、簡単におもしろおかしく2人でやりとりし、組踊の解説的な役目を果たす作品。

津波古の「酒飲狂言」とは
酒が原因の夫婦げんかを喜劇風にしたもので、歌回しが主体の作品。今回夫婦で夫婦役を演じた嶺井南康・彰子さんお2人は、前にもこの役を演じたことがあるそうです。

'98 Young PopFesta in Sugar 11月8日
ヤング・ポップ・フェスタ・イン・シュガーが、11月8日、文化センターつきしろ広場で開催されました。
出場したのは、町内外からSJSジャズオーケストラ、おおやまだいすけ、ノーネーム、ロッキン・クランキー、成長マシーン、クラフト、オジャマンテスの7バンド。
演奏曲も、ジャズやハードロック、ポップスなど、それぞれのバンドの特徴があらわれていました。
会場には、若いバンドの演奏を、歓声をあげ手振りや手拍子で楽しむ聴衆の姿がありました。

アジア沖縄芸能交流ラオス民族芸能の夕べ11月11日
アジア地域との交流を図り、お互いの理解を深めようと、シュガーホールで11月11日、ラオス民族芸能のタベが開催されました。
まず始めに、伊禮秀子琉舞道場の若手のみなさんが、歓迎舞踊の四つ竹などを披露。ラオス芸能団のみなさんも客席から鑑賞し、盛大な拍手をおくっていました。
続いてラオスの民族芸能が披露され、観客は、毎曲ごとにかわる色あざやかな民族衣装や、ラオスを代表する楽器ケーンなどの演奏と、エキゾチッグで優美な民族舞踊を堪能していました。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1ZHMLrR8Pkof5rIxO9pmmKDFrAcYLPcgo
大分類 テキスト
資料コード 008451
内容コード G000000721-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第257号(1998年12月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1998/12/10
公開日 2023/12/13