大腸がんは従来、欧米に多いがんとされてきました。しかし、近年、日本でも大腸がんは増加の一途をたどっています。わが町においても、大腸がんによる死亡は、過去20年間の標準化死亡比(年齢訂正死亡率)でみると、県内でも高いことがわかりました。
〈食生活の欧米化が影響〉
消化器系のがんは、食生活の影響を大きく受けるといわれています。近年、著しい食生活の変化、食生活の欧米化は、動物性脂肪の摂取量を必要以上に増やし、食物繊維の摂取量を減少させています。その影響から大腸がんの発生率が増加していると考えられています。
〈大腸がんを予防する日常生活〉
①動物性脂肪を控えよう!
バター、肉の脂身といった動物性脂肪をとり過ぎると、脂肪を吸収するために出た多量の胆汁酸の影響で、大腸がんの発生が促進されると考えられています。
②食物繊維を多くとろう!
野菜や豆類などに含まれる食物繊維は、大腸の中でスポンジのような役割を果たし、発がん促進物質である胆汁酸や脂肪酸を吸いとって、便とともに体外に排出します。
③便秘を防ごう!
便秘が続くと大腸内でできる発がん物質が長時間排泄されずにたまるので、大腸がんになりやすいと考えられています。
④定期検診を受けよう!
町の住民検診や人間ドックの検査からも大腸がんが発見されています。定期的に検診を受け、病気の早期発見、そして生活習慣の見直しを心がけていきましょう。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008451 |
内容コード | G000000718-0013 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第254号(1998年9月) |
ページ | 10 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1998/09/10 |
公開日 | 2023/12/13 |