夏も本番を迎え、海に山にレジャーを満喫できる時期になりました。これは逆にハブと遭遇する機会がふえる時期でもあります。
ハブによる被害は、年に150人前後で、多くは農作業中に生じています。この時期は、行楽、植物の採集等で田畑や山野への出入りが多く、咬症被害も多く発生しております。
ハブはこんな動物
ハブは、本土のマムシやアメリカのガラガラヘビなどに近いヘビで、ノグチゲラと同じく、琉球列島にしかいない動物です。
ハブは、おもに林や草地に住んでいて、人に見つかるのもその周辺に限られますが、山原などの広い森林だけでなく、街中の公園にもいます。夜行性のハブは、昼間は穴の中などに隠れ、薄暗くなってから活動を始めます。木にもよく登ります。また、冬でも冬眠しません。
ハブの頭は、毒腺があるあごが、張った三角形になっています。大部分のハブの背中は、黄色地に黒のかすり模様ですが、白色地の「銀ハブ」もいます。
1.5mにも達するハブの牙は、管になっていて、黄色の毒液は先端付近から出ます。ハブは、数回の攻撃に使える量の毒を、毒腺に溜めています。ハブは攻撃時に、S字型に縮めた上体を、すばやく延ばします。
全長の3分の2の長さが最大の攻撃距離で、大きいハブでも1.5mも離れていれば安全です。ハブは、においに敏感で眼もいいですが、音には鈍いです。眼と鼻の間にある穴を用いて、熱の方向を知ることができます。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008451 |
内容コード | G000000717-0023 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第253号(1998年8月) |
ページ | 13 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1998/08/10 |
公開日 | 2023/12/13 |