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みためはこわいけど…新消防長に聞きました

この度、3月25日付けで、東部消防組合の新しい消防長に前佐敷町役場総務課長の佐久川政信氏(字佐敷出身)が就任しました。
現在の厳しい状況の中での就任となった佐久川消防長に、抱負などを話していただきました。
―消防長の仕事を教えてください。
佐久川消防長普段の救急や消火活動等については、各出張所の所長が指揮をとっていますが、大きな災害が起こったときなどの陣頭指揮をとることになります。
―昨年からのいくつかの不祥事についてどうお考えですか。
佐久川消防長地域住民の方には、大変ご迷惑をおかけし申し訳なく思っています。給与問題については、内部の体制を整えて改善していきます。また、馬天港における水難事故についても、1分1秒を争う消防の仕事は、チームワークが大切ですから、職員間の信頼関係の回復に務め、あたりまえの業務をあたりまえに行っていきたいと考えています。東部消防組合112名の職員全員が自らの問題として襟を正すことが必要だと思っています。地域の皆さんからしった激励をいただきつつ、長い目で見守ってくださいますようお願いいたします。
―抱負を聞かせてください。
佐久川消防長県内では那覇市消防についで、2番目に大きい消防署の消防長ということで、責任の重さを感じているところです。しかし、平常心を保ちつつ、ひるむこともいばることもなく淡々と期待に応えていきたいと思います。

就任式では、ご自分の好きな茨城のり子さんの詩「自分の感受性ぐらい」を暗唱してあいさつに代えたという佐久川消防長。インタビューの場でも聞かせてくださいました。自分の感受性に自信と責任をもつことの大切さを教えられました。いつも元気で前向きな佐久川消防長の原点を垣間みたような気がします。最後に、「住民のみなさんもどなたでも気軽に訪ねてきてください。」と笑顔でおっしゃっていました。

佐久川消防長のプロフイール
昭和24年生まれ。48歳。琉球大学短期大学法学部卒業。昭和48年佐敷村教育委員会に採用される。
経済課長を経て平成10年3月24日に総務課長を辞職。
同年3月25日付けで第5代東部消防組合消防長に就任。座右の銘は、「洗心」「心技体一如」。自宅に「洗心館」という空手道場を開き、週3回70名の子供たちにボランティアで空手を教えている。

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大分類 テキスト
資料コード 008451
内容コード G000000714-0006
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第250号(1998年5月)
ページ 5
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1998/05/10
公開日 2023/12/13