なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

長年の不安が解消 字手登根で排水改良工事 照明灯増設で国道も明るく

集中豪雨のたびに氾濫し、地域住民から改善の要望が強かった手登根の国道横断ボックスの改良工事が着手されました。また、国道には道路照明灯が今回一挙に19機も増設。住民生活の向上が図られています。

浸水の不安一掃排水施設の改良
字手登根地域は、これまで集中豪雨の際に浸水などたびたび被害が発生。その原因の1つに挙げられていたのが国道横断箇所のボックス、暗きょうの排水処理能力の弱さでした。
町では地域住民の生命財産の保護、災害の未然防止の点から事態を重視。国道を管轄する国や国道事務所に対して、強力に改善を要請してきました。
その結果、国道事務所も理解を示し、昨年10月に改良工事が始まりました。
今回の工事は、設備の規模や仕組みを改良しようというもの。それによって排水能力がアップし、氾濫の防止が図られます。
長年の要望がかなうことになった字手登根の呉屋幸得区長は、「大雨が降るたびに、浸水が心配だった。長年の不安が解消されて本当によかった」と喜んでいます。
字手登根での工事箇所は現在工事中の箇所を含め2箇所を予定。
その他、字新里、字津波古でも改良工事が計画されています。排水施設の改良工事により住民の長年の不安が解消されます。

夜も明るく安全!道路照明灯を設置
照明施設の不足で暗いとの声が多かった字佐敷から字仲伊保間の国道沿いには、今回19機の道路照明灯が設置されました。
これも町から国道事務所への強い働きかけが実ったもの。ドライバー、歩行者、ジョギング愛好者からの暗くて危険との声に応える形で実現しました。
国道沿いの照明灯は、これまでに設置されていたのが32機。
今回いっきに19機を増設し、合計で51機となりました。
夜間の照明は交通安全の点からはもちろんですが、全国的に増加が懸念されている犯罪から歩行者を守る意味でもとても重要。町では今後も住民ニーズに応えるため、国・県など関係機関と協力を取りながらより一層の施設の充実に努めていきます。

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大分類 テキスト
資料コード 008451
内容コード G000000713-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第249号(1998年4月)
ページ 2
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1998/04/10
公開日 2023/12/13