目の不自由な方々に声による町の情報を届けようと、「音訳ボランティアさしきVH」(田口あきら会長)が熱心で地道な活動を続けています。
同会は昨年12月から「広報さしき」の音訳(読み上げてテープに録音)を開始。町内利用者に提供し、とても感謝されています。
昨年6月から9月にかけて開講された音訳講座の受講生らが中心となって12月に会を発足。11人の会員で頑張っています。
会員らはそれぞれ仕事や家事を済ませた夜の8時から作業をスタート。熱のこもった録音は深夜にまで及ぶこともあります。
田口会長は「利用者から感謝の電話を受けた時は、涙が出るほど嬉しかった。せっかく生まれたこの会、大切に育てていきたい」と決意を話していました。
「知人に目の不自由な方がいて、テレビ・ラジオで知ることが出来ない町のことを知りたがっていたから」と始めたきっかけを話すのは嶺井勝代さん。平田美智子さんは「今は読むだけで必死。目で読むのと声で聞くのでは伝わり方が違うことを知った」と奥の深さを実感した様子でした。「聞きやすく、書いた人の気持ちが伝わるものにしたい」と抱負を語るのは西田初江さん。「でもまだまだです」と笑顔をみせます。高木キヨさんは「喜んでくれる方がいてはげみになる。これまで経験したボランティアの中で一番有意義だと思う」と熱っぽく話していました。
棒読みが鉄則の音訳。でも「どうしても気持ちが入ってしまう。これがボランティアの神髄なんだと思う」と、田ロ会長は会員の熱意を表していました。
音訳は「広報さしき」の他に「町議会だより」「社協だより」も行う予定。現在テープの利用者は3人ですが、幅広く利用希望者を募っていきたいとのことです。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1FOcasZm7A3HTKTlmJC0sjVj8j5m-_X-1 |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008450 |
内容コード | G000000708-0003 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第248号(1998年3月) |
ページ | 3 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1998/03/10 |
公開日 | 2023/12/13 |