任期満了に伴う佐敷町長選挙が8月19日に告示され、現職の津波元徳氏以外に届け出がなかったことから、津波氏の無投票当選が決まりました。
津波元徳町長は、4年前(93年)に町長初当選。以来、「公正・公平・清潔・思いやり」をモットーに町政を運営してきましたが、今回の2期目の当選で、これまでの姿勢が評価されたことになりました。
2期目となる今後4年の間には、21世紀を迎えることもあり、未来に向かって重要な時期。
佐敷町の将来を方向づけるこの時期に、行政の舵取りをまかされることになった津波町長に、今後の抱負などを語ってもらいました。
-これまでの実績でどのような点が評価されたと思いますか?
津波町長微力ではあったが、多くの町民の皆さんと町議会、町職員のご協力で、行政全般が円滑に進められた。それに当初の公約や計画が大方達成できたことなどが、評価されたと思います。
-町長をやってきて、四年間の感想は?
津波町長日々の行政業務が、町民の生活にじかに関わってくる。
全町民の生命財産を守り安心して生活できる行政運営を推進したい、という気持ちが常に念頭にあった。その中で職責の重大さを痛感しました。
行政的には、マリンタウンプロジェクトや公共下水道事業、ヘルシーリゾート構想、南部東道路など、大型事業が着実に進んできており、展望が広がってきたと感じています。また、町民との対話を大切にしてきたこともあり、色々な議論が深まったことは、進歩だと思います。
-今後四年間の抱負は?
津波町長これからも町民本位の公正」公平・清潔な行政を進めていきたい。教育・文化、産業の振興、福祉の向上などはもちろんですが、その中で個性豊かな行政を確立していきたい。
日本国憲法の理念を尊重し、地方分権の動向を見据えた、平和で明るい健康なまち・佐敷を築き上げたいと思います。
-町長は町民からいろいろ要求される立場。逆に町民に望みたいことは?
津波町長町行政や行事などに関心をもって、これまで以上に積極的に参加してほしい。これは私の信念でもありますが、「自分の幸せはみんなの幸せにつながる」という気持ちを持つことが大切。自分を磨き上げ、みんなで一緒に手を取り合って地域を作っていくんだという気概でまちづくりに参加してほしいと思います。
-一町民として、将来、佐敷はどんな町になってほしいですか?
津波町長過去・現在・未来を見据えた視点の定まった町。これまでの歴史・文化で積み上げてきたものをきちんと認識した上で、地域の特性を活かしてよりよく変化していってほしい。「住んでいてよかった」と思える町であってほしい。
(注-具体的な政策や事業などは、紙面の都合上、省略しました)
津波町長のプロフィール
1936年生まれ。琉球大学文理学部法政科卒業。教員生活を経て、90年に南風原北丘小学校校長。93年3月に退職。同年8月佐敷町長初当選。字津波古出身。
満江夫人との間に3男1女をもうける。趣味は読書、庭いじり、囲碁(6級ほどの腕)。若い頃は野球でならした。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1G3gdTmGzzkOlmx4zrcr0iizw4oJPkDUe |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008450 |
内容コード | G000000702-0002 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第242号(1997年9月) |
ページ | 2-3 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1997/09/10 |
公開日 | 2023/12/14 |