「実際はもっとひどかったんだよ」孫に語りかけるお年寄りの姿も…
戦争体験を風化させることなく次代に継承しようと、町主催による「佐敷町・平和祈念
月間」が7月12日からスタートしました。
月間の皮切りは、映画『GAMA-月桃の花』の上映会。戦後50周年を記念して県民映画として製作され、各地で大きな反響を呼んでいる映画とあって、会場となったシュガーホールは超満員に膨れ上がりました。
事業を主催する町役場・企画財政課では、今年5月で各字の「戦災実態調査」を終了。その戦災実態調査や証言の聞き取り調査の中で、多くの体験者から子ども達にぜひ見てもらいたいとの要望があったのが今回の映画『GAMA-月桃の花』。戦争を美化することなく、よりリアルに描いた内容は、多くの人の感動を呼びました。
映画を見終わったお年寄りからは「実際はもっとひどかった。孫と一緒に観れてよかった」「普通の沖縄人が体験した戦争が描かれていたことは意義が深い」などの感想がきかれ、悲惨な戦争を語り継ぐことの大切さを改めて認識しているようでした。
なお、上映会の収益金57,000円余が平和祈念像建立期成会へ贈られました。
また、7月18日からは町文化センターで平和祈念展も開催。沖縄戦の写真を中心に、町民から寄贈・提供のあったいろいろな資料が展示され、訪れた町民の関心を集めていました。
今回の平和祈念月間ではそのほか、佐敷の人たちが疎開した金武町・宜野座村を訪ねて「疎開と戦争」について考える疎開地訪問や、町内の小・中学生を対象に県内の戦跡めぐりを行う平和体験学習も予定。様々な角度から「沖縄戦」を掘り下げます。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1W2qkWj6PWVa4N9Iw8wt53_Kbim-p5hpk |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008450 |
内容コード | G000000701-0002 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第241号(1997年8月) |
ページ | 2 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1997/08/10 |
公開日 | 2023/12/14 |