(信頼できる家庭医をもとう)
・家庭医って?
家族ぐるみで長い間おつき合いがあり、どんな病気でもまず最初に診てもらえるお医者さんのことで「かかりつけ医」ともいいます。家庭環境や家族の病歴、体質傾向など把握した上で、診断や治療にあたってもらえます。又、特に必要がある場合は専門の医療機関へ紹介してくれます。
・なぜ必要なの?
お医者さんにかかる場合、誰もが「名医」かどうか気になります。
今日の成人病時代においては、若い頃からの生活習慣や様式が病気に深く関わっていることが多く、その実態を正確に把握していなければ正確な診断や治療方針がたてられません。また定期的に健康状態がチェックされていれば急に症状が変化することはまれなことです。気軽に相談でき、診療の結果や生活指導等説明してくれる医師を決めておくことが重要といえるのです。
・家庭医の選び方、つき合い方
①できるだけ近くが望ましい。
②医師を信頼しむやみに変えない。(病気には一定の経過があり薬もすぐに効くとは限らない。検査や治療、薬のダブリがなく一貫した治療が受けられる。)
③健診の結果なども報告。
④他病院受診の際は紹介状をもらっていく。
(お医者さんを変えたいと思ったとき…)
まず、次の点について考え努力してみましょう。
①聞きたいこと、言いたいことを医師にきちんと伝えたか。
②病状がよくならないことを具体的に伝えたか。
③自分自身の心得はどうだったか。例えば…
・「注射は必要ないですか」(治療に注文をつけたがる)・「たいしたことないです」(自分のからだを大切にしているか)
・「薬さえ飲んでいれば大丈夫」(禁酒、禁煙など医師の指示は守れているか)
・「え~と、ああでこうで…」(症状の説明は要領よく的確に)
それでも納得いかない時は、はっきり転医の意思表示をしましょう。
(みんなの医療費大切に〉
人口の高齢化、医療の高度化、治療期間の長い成人病の増加など、医療費が増えるのは仕方ない点があります。一方、無駄な医療費も気になるところです。
・家庭ぐるみ、職場ぐるみで健康づくり。
・早期発見、早期治療を。
・ハシゴ受診はやめよう。
・診療時間内に受診しよう。
・薬ねだりはやめよう。
自覚症状がなければつい健康と思いがち。「転ばぬ先の杖」として定期的な健康診断を忘れずに。病気予防のために医師にかかるのは上手なお医者さんのかかり方といえます。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1wjhndjU66zSNDyircOZ60Q_f-9tUuesd |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008450 |
内容コード | G000000700-0004 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第240号(1997年7月) |
ページ | 5 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1997/07/10 |
公開日 | 2023/12/14 |