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歌声が初のCDに ジュニアコーラス

11弦ギター奏者 辻 幹雄氏の要望で実現
各種の催しでさわやかな歌声を聞かせてくれているシュガーホール・ジュニアコーラスの皆さんが、このほどCDに登場することになり、2月15日、そのレコーディングが行われました。
今回録音されたのは、11弦ギター奏者・辻幹雄さんの新アルバム。ジュニアコーラスはその中の1曲 「時は風のように」 のコーラスとして共演しました。
辻さんは日本では数少ない11弦ギター奏者として、これまで2枚のCD製作や米国カーネギーホールでのリサイタルなど、国際的評価を受けている演奏家です。
「時は風のように」 は1994年に千葉県成田で行われたコンサートで発表された曲。成田闘争の和解を願って、辻さんが特別の思いを込めて作り、その後コンサートの度に各地の少年少女合唱団と共演しています。
ジュニアコーラスとは、辻さんが一昨年行ったシュガーホールでのコンサートで馬天小学校の生徒が共演したのがきっかけ。その時の歌声が忘れられずに、今回のCD起用になりました。
全国の数ある合唱団の中からジュニアコーラスを選んだ理由について辻さんは「おとなたちに作られた歌でなく、素朴で内面のハートの濃さが素直に出ているところにひかれた」と話していました。
はじめての録音を無事に終えたジュニアコーラスの神谷沙弥香さん (佐敷小5年) は 「静かな時はモゾモゾしたくなった。ちょっと緊張した」 と感想。瀬底エミリンさん (佐敷中1年) は 「咳が出そうになり困った」 と緊張のレコーディングを振り返っていました。
ジュニアコーラスは、2月17日に那覇市内で行われた辻さんのコンサートにも出演。町外でのはじめてのコンサートに心配する声をよそに、堂々とした歌声を披露しました。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1NmBWJWBo2owSCyYB_SjJ51xI5kWCIUwl
大分類 テキスト
資料コード 008449
内容コード G000000692-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第236号(1997年3月)
ページ 3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1997/03/10
公開日 2023/12/13