なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

悲劇をくり返さないで! 交通事故防止町民大会 交通モラルの向上アピール

今年に入り町内で交通死亡事故が発生し、2人の尊い命が失われるという痛ましい状況の中、2月20日、交通事故抑止町民大会が開催され、町民ぐるみでの交通事故抑止に決意が込められました。

交通死亡事故は、2月5日の夕方に発生。字兼久の国道331号でオートバイと乗用車が衝突し、オートバイに乗っていた若者2人が死亡しました。
これを受けて町交通安全推進協議会(津波元徳会長)では、12日、緊急の幹事会を開催。事態を深刻なものとみて、今回の町民大会開催を決定しました。
大会会場となった町老人福祉センターには、町民約500人が結集。 意識の高さがうかがえました。
交通死亡事故を悼む黙とうで始まった大会では、あいさつに立った津波会長が 「一瞬の油断とルール違反が引き起こす死亡事故は、家族、知人、友人に計り知れない悲しみを与える。町民一丸となって事故のない町をつくりましょう」と、町民ぐるみでの事故抑止を切々と訴えていました。
続いて佐敷小5年の玉城紘貴さん、馬天小6年の上原隆幸さん、佐敷中3年の當山牧子さん、知念高校2年の山下鉄平さん、町交通安全母の会会長・志村政子さん、町老人クラブ連合会副会長・新里勇孝さん、町青年会副会長・嶺井利宣さんが意見発表。それぞれの立場から交通事故抑止への意見が出されました。
また、「悲惨な交通事故を 『起こさない』 『交通事故にあわない』 を合い言葉に、安全な佐敷町を築きます」とされた大会宣言がなされました。
大会終了後は、パレードを実施。通行中のドライバーや沿道の人に、交通モラルとマナーの向上を呼びかけていました。
昨年1年間で、与那原署管内での交通事故死亡者は5人。そのうち2人が佐敷町民でした。さらに、2月5日の事故で2人の尊い命が失われるなど、状況は、極めて深刻。これから卒業・新入学・入社シーズンを迎え、飲酒や若者の暴走行為による事故の多発が懸念されており、町民一人びとりの意識の高まりが望まれます。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1NmBWJWBo2owSCyYB_SjJ51xI5kWCIUwl
大分類 テキスト
資料コード 008449
内容コード G000000692-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第236号(1997年3月)
ページ 2
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1997/03/10
公開日 2023/12/13