宮城県矢本町に南国の香りを 佐敷町町民コーラス“ウイングス”
私達、町民コーラス“ウイングス”は11月23日から26日の4日間、宮城県矢本町への文化交流コンサートに行ってまいりました。
美しい色とりどりのもみじ葉の残る初冬のみちのくの地は、南国の客を心暖かく迎えてくれました。
シュガーホールでの「星と翼のコンサート」から約1年、かの地で夢の交流コンサートが実現致しました。矢本行きが決まってからの団員の意気込みは凄いものがありました。それにもまして、町当局や、多くの町民の皆さまの支援のおかげによる実現だったように思います。
23日の初日は、シュテルネンコールやもとの懐かしい方々の手作りの東北の料理で、暖かく迎えられ、感動の再会のひとときを過ごしました。
24日の本番、果たして初めての他の地でのコンサート、町長や多くの皆さまの期待の南国の香りを矢本の皆様にお届けすることができるかどうか、不安を持ちながらも、団員持ち前の明るさと、厳しかった練習をのり越えてきたことを支えにリハーサルから本番までトーンを上げていきました。
コンサートの成功は、舞台の側でも感じられます。観客の反応が一番だと思います。佐敷町の風景や沖縄の花のスライドと共に思い切り8曲を歌いあげました。大きな拍手や時折り感ぜられる嘆息から、充分に南国の香りをお届けできたのではと、団員の満足感に輝いている顔々にも表れているように思いました。
観客の中には、団員の友人で、かの地へ嫁がれている方が夫婦で聴いてくれました。そういう人たちのためにも、このような文化交流はあってもいいものだということを実感しました。
終了後の交流会は、両町の行政の方、議員さんも交えて、両町の歌や踊りが披露され1年前のシュガーホールでの心のふれあいと同じく両町の友好と親善の和がなお強くなったことを感じました。
感動の1日は厳しかった練習のつらさも忘れ、改めてこの交流コンサートのきっかけとなった少年野球の関係者、矢本町の皆さま、そしてそれに向けて支援してくれた町当局、多くの町民の皆様に感謝の思いでいっぱいでした。本当にありがとうございました。
3日目は歌い終えた充実感を胸に1日ゆっくり東北の地を観光いたしました。松島満厳寺の本堂への道すがら、ひらひらと風に舞うもみじ葉の美しさが忘れられません。
日頃、家事や仕事の合間をぬってのコーラス活動、団員の親睦としてもとても有意義なふれあいの旅でした。この交流コンサートの成功を胸に、又新たな可能性に向かって団員一同、適進して行きたいと思います。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1VKsUWb8EvZ6o3WbleLR1RCWvhnf_JTze |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008449 |
内容コード | G000000691-0008 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第235号(1997年2月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1997/02/10 |
公開日 | 2023/12/13 |