近年増加している肺ガン
3大成人病と言われているがん、心疾患、脳血管疾患。その中でも死因のトップであるがん。日本人の4人に1人はこのがんで死亡しています。
がんの中でも肺がんは近年急速に増えており、沖縄でも肺がんによる死亡ががん死亡の中でもトップになっています。
佐敷町においてもこの肺がんで過去5年間で17人が死亡しています。
肺がんの原因は、まだ明らかではありませんが、大気汚染や喫煙ががんの発生要因としてあげられています。
早期発見で90%が治る
肺がんは、がんの中でも治りにくいがんのひとつです。その理由は、他の臓器への移転率が高く、また発育の速度も早いからです。
しかし、定期検診などで早期の段階で発見され、手術を受けた場合、5年生存率は90%以上になっていると言われています。
町においても住民検診で、毎年肺がん検診を行っており、検査の方法は、胸部レントゲン検査と喀たん検査です。
定期的な検診で早期発見、早期治療につとめましょう。咳や疾が1ヶ月以上続いていたり、疾に血が混じるなどの症状があれば、早めに医師に相談しましょう。
全身に及ぶタバコの害
肺がんは、がんの中でも治りにくいがんのひとつです。その理由は、他の臓器への移転率が高く、また発育の速度も早いからです。
しかし、定期検診などで早期の段階で発見され、手術を受けた場合、5年生存率は90%以上になっていると言われています。
肺がんにとって最大の敵は喫煙ですが、タバコのタールは肺がんだけでなく、全身にその害を及ぼす発がん物質を含んでいます。
また、喫煙者本人だけでなく、周囲の人も巻き込みます。死亡率の関係をみると、喫煙者は非喫煙者に比べ喉頭がんが32倍、肺がんが4倍、食道がんが2倍も高いと言われています。
肺がん予防は、まず日常生活で発がん物質をよせつけないことです。「タバコをやめると太るからやめられない」という人がいます。しかし、実際にはやめて太ったとしても、その増加は平均2~3㎏程度と言われています。タバコをやめた直後に太るのは食欲が通常に戻ることと、タバコを吸うエネルギー消費が減るためと考えられています。禁煙を決心したら腹八分め、軽い運動を心がければ、太る心配はいりません。
タバコを吸っているあなた。今日から早速禁煙してみませんか。
緑黄色野菜をとりましょう
ビタミンA・C・Eは発がん物質の働きを抑える効果があります。緑黄色野菜、緑茶、豆類などに豊富に含まれてますので、積極的にとるよう心がけましょう。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1VKsUWb8EvZ6o3WbleLR1RCWvhnf_JTze |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008449 |
内容コード | G000000691-0007 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第235号(1997年2月) |
ページ | 6 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1997/02/10 |
公開日 | 2023/12/13 |