9月15日の「敬老の日」、皆さんのご家庭でもいろんな過ごし方があったかと思います。
今年9月現在、町では1501人の老人がいますが、そのうち、ねたきりの老人が69人います。ほとんどの方が入院していたり、施設に入っており、在宅は10人と少ない現状です。
先々月掲載した高齢者の介護意識調査の結果では、在宅を希望している方が多かったのですが、現状は、高齢者本人の体の状態や介護を支えるいろんな事情でそうはいかないようです。
今日は、高齢ながら在宅で頑張っていらっしゃるおふたりを紹介したいと思います。
伊原にお住まいの仲村渠蒲さんは、明治28年生で101歳。耳は少し遠いものの、記憶力もしっかりしています。若い頃は帽子編みの作業をしていて、そのせいで腰は曲がってしまったものの、米寿を迎えるまでキビ作りをしていたというから、びっくりです。
食事やお風呂など身の回りのことは、ほとんど自分でやり、また、ラジオを聞くのが楽しみで、最新のニュースを家族に話してくれるそうです。
長生きの秘訣は「ごちそうを食べることと楽しみをもつこと」だそうです。お世話している孫嫁の洋子さんも「これまで大きな病気をしたこともなくとても元気。何でも自分でやろうとするのが健康のもとになっている」と微笑んでいました。
奥間カメさんは、明治34年生の95歳!兼久に住んでいます。
まっ白な髪にカチューシャがよく似合うおしゃれなカメさん。若い頃は病弱であったそうで「自分でもこんなに長生きして不思議だね」と笑う。
1年前、体調をくずし、寝たきり状態でオムツまで使用していたカメさん。持ち前の気力とお嫁さんの懸命な介護で元気を取り戻し、今ではトイレも自分で行けるようになりました。日課になっているマフラー編みもまた続けているからすごいですね!編み目もきれいで、あったかいマフラーを私にもプレゼントしてくれました。
カメさんも記憶力がしっかりしており、家族にもテレビ番組のことなど話して聞かせるそうです。
仲村渠さん、奥間さん、おふたりともお元気ですばらしいですね。おふたりを支えるご家族のあったかい愛情も感じることができ、うれしく思いました。
さて、皆さんはどんな老後を迎えたいですか!