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平和を願う町民性浮き彫り 県全体を10%上回る投票率(佐敷町)

県民投票
米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の見直しについて賛否を問う県民投票が、9月8日、全県下で実施。佐敷町でも老人福祉センターで投・開票が行われました。
今回の県民投票は日本で初めての試みとあって、国内外の高い注目を集める中実施され、全体の投票率は59.53%。そのうち89%の人が賛成票を投じました。
佐敷町においては、投票率が68.98%と県全体より約10%も上回り、賛成票は89%となりました。
佐敷町の投票率は県下53市町村のうち12番目に高い数値。佐敷町より高かった11町村のうち7箇所が離島で、2箇所は同日首長選挙がおこなわれた所であることから、平和に対する佐敷の町民意識はとても高いことが示されたと言えます。
そのことについて津波元徳町長は「投票された方々に敬意を表したい。佐敷の町民の皆さんは、これまでの選挙でも関心が高いし、まちづくりに関しても高い意識で協力して頂いている」と町民に改めて感謝を示していました。また「佐敷には米軍基地はないが、県下の基地問題に対する町民の関心の高さが示された」と平和を願う町民性を高く評価していました。

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大分類 テキスト
資料コード 008449
内容コード G000000687-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第231号(1996年10月)
ページ 3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/10/10
公開日 2023/12/13