県民投票を成功させ、沖縄の心を国内外に示そう―。佐敷町県民投票推進 「トーク&ライブ」 が、8月24日、町文化センター・シュガーホールで行われました。
「沖縄21世紀へのメッセージ」 と題してもたれた同事業は、戦争と基地に苦しめられた沖縄の過去と未来を問い直し、9月8日に予定されている県民投票への理解を深めようというもの。県内各地で実施され、佐敷町でも約250人の熱心な町民が詰めかけました。
戦前・戦後を通じた沖縄の苦難の歴史を描いた映写上映に続き、沖縄国際大学教授・石原昌家氏の講演が行われました。
石原教授は、「日本の歴史の表舞台に登場した沖縄」と題して熱弁。基地が住民居住地域に隣接している沖縄の現状を 「世界中どこにも例がない、県民を虫けら同然にあつかっている」 と安保体制を激しく非難していました。
また、歴史資料をもとに日本の戦後処理を 「沖縄は日本本土を守るための捨て石にされた」 と分析。
日本政府の基地の無法な押しつけに「自分の意思で基地はいらないと言おう」と県民投票への参加を訴えていました。
続いて北島角子氏の「一人芝居」では、戦時中の悲惨な話を題材にした芝居が熱演され、観客の涙と笑いを誘っていました。
そのほか舞台では、SSバンドによるグループサウンズなどの演奏。青年会を代表して渡名喜宏さんのギター弾き語り。婦人会の踊りの余興などがくりだされ、それぞれ県民投票への参加を呼びかけました。
最後に大工哲弘氏の 「三線弾き語り」 で、安里屋ユンタの替え歌 「投票ユンタ」 が歌われると、会場は熱気にみちた拍手で包まれていました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008449 |
内容コード | G000000686-0002 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第230号(1996年9月) |
ページ | 2 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1996/09/10 |
公開日 | 2023/12/13 |