なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だより 6月4日~10日は「歯の衛生週間」です

6月4日を 「ムシ」 と読んで 「むし歯予防デー」 としたのは昭和3年。昭和30年からは新たに、6月4日~10日までの1週間を「歯の衛生週間」としています。

・人生80年代の 「8020」運動
今や人生80年、歯は大切に使えば一生使えます。成人の歯は28~32本ありますが、日本人は平均すると50代頃からだんだん歯がなくなってきます。
20本の健康な歯が残っていれば殆ど不自由なく食べることができます。「8020」 運動とは 「80歳で20本の噛める歯を残そう」 というものです。

・歯がないと…
食物が食べにくく、食事の味も落ちます。噛む力が衰えると、脳の働きもにぶくなるといわれています。
また、発音が悪くなる、消化不良をおこしやすい、あごの骨がやせてくる、顔の表情が悪くなるなどいろいろと影響してきます。

・歯が抜ける原因
最も多いのは、歯周病 (歯槽膿漏)、むし歯の順です。生涯健康な歯を保つ為には、むし歯と歯周病を予防することが大切です。
むし歯は歯の表面につく歯垢 (プラーク) の中の細菌が、食物の糖分を栄養源として酸をつくり、歯の表面を溶かし、むし歯をつくります。
歯周病は歯を支えている組織の炎症で、腫れや膿などの症状から、固い物が噛めなくなり歯がぐらつき、歯の骨が壊され歯が抜けます。
いずれも原因は歯垢で、それをとり除くことが大切です。

食べる楽しみいつまでも、歯っぴいライフを送って、あなたのステキな歯っぴいスマイルをどんどんふりまいていきましょう。

予防第一! 歯と歯ぐきの健康づくり
①健康管理に気をくばる
健康に良いことが歯と歯ぐきの健康にも良いことを忘れず、毎日の生活に気をくばりましょう。
②よくかんで食べる
食べ物をよくかむことは、消化を助け、また、かみごたえのある食べ物をしっかりかむことは、かむ筋肉や歯ぐきを丈夫にする効果があります。
③ていねいな歯みがきを
歯を1本ずつみがくつもりで、ていねいにみがくことが大切です。自分の口に合った良い
歯ブラシを使いましょう。
④定期的な歯科検診を
職場やかかりつけの歯科医などで、年に1度は定期的に健診を受けましょう。自覚症状が
あれば、すぐに歯科医に診てもらい治療を受けましょう。

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大分類 テキスト
資料コード 008449
内容コード G000000682-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第227号(1996年6月)
ページ 10
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/06/10
公開日 2023/12/12