町では、精神障害者の社会復帰を目的にデイケア活動を行っています。
「あゆみ会」と名づけ月1回の定例会で、レクリエーションや手作業、交流会などを行い、社会復帰を目指して頑張っています。
現在15人のメンバーで、通常5~10人が参加し、楽しくやっています。昨年の活動を紹介します。
精神障害者のための職親制度
職親制度は県の通院患者リハビリテーション事業の一環として、病気のために低下した作業する能力や対人関係の能力、環境に適応する能力などを、一般の事業所での訓練を通して取り戻し、社会的自立と納得のいく社会参加をめざすことを目的としています。
佐敷町でも2~3年前から利用して頑張っているSさんがいます。Sさんは町内の保育所で草刈りの仕事をやり、今年は他市の事業所で訓練をする予定です。
また、今年新しくMさんが希望し、南部保健所へ申し込みました。Mさんはあゆみ会の活動にも、月1回参加し、製糖期には、畑に出て家族の手伝いをしています。
それ以外は家の中ばかりにいるので、本人も家族も外へ出て仕事をしたいとの強い希望がありました。それで今回申し込むことになりました。
保健所では受け入れの事業所を捜しており、受け入れてくれる事業所へは県から補助金があり、訓練生にもわずかですが手当が支給されます。
現在、佐敷町では一箇所の事業所が、受け入れを実施しています。
もっとふえてくれたらと思います。希望する事業所は、ぜひ南部保健所へ連絡してください。
▼参加している声
・心の輪を広げる集いで、ジャンケンゲームで決勝戦まで残った。とても楽しかった。
・皆と楽しくやることで、気持ちも落ちつく。
ひとりでいると、つらいこともあるが、病気もおちついている。
・家でも家事を担当しているので、バーベキューやお好み焼きの時には、力を発揮した。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1ED-IdN2fN1b7uveCR0YzcYqK8gxZPkUr |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008449 |
内容コード | G000000681-0012 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第226号(1996年5月) |
ページ | 10 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1996/05/10 |
公開日 | 2023/12/12 |