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足腰の強い農業経営を 町内初認定農業者が誕生

町内で農業を営む3農家が、このほど町から認定農業者に認定され、3月29日日、その認定式が行われました。
今回認定を受けたのは、国沢孝夫さん、山内正信さん、与那嶺葵さんの3人。会場となった町役場会議室に集まった3人は、神妙な面もちで認定書を受け取っていました。
認定農業者制度は、農家の農業経営を改善し、足腰の強い農家を育成することを目的にした制度。農業者自らが作成した農業経営改善計画を、町の基本構想に照らして認定します。
認定を受けた農業者は、農用地取得の際に町から支援が受けられることをはじめ、税制上の特例、融資面の恩典、研修会への参加など、農家経営に際してさまざまな特典が受けられます。
今回認定を受けた3人は、農業構造改善事業による大規模な野菜ハウスを計画しており、その意欲と計画性が今回の認定に結びつきました。
野菜ハウスは字新里に計画されており、来年12月までには完成の予定。難航していた用地の確保も、地主の皆さんの理解でようやく実り、実施のめどが立ちました。
国沢さんは字新里在住でトマトとメロンを主に栽培「用地確保に苦労したが、地主の方、役場、農協の協力でどうにか実施にこぎつけた」とうれしそう。
字仲伊保在住の山内さんはピーマン栽培が得意。「所得一千万農家をめざす」と鼻息も荒い。
与那嶺さんは字新開在住でトマト栽培が中心。「自然に触れ合う機会の少ない子供たちにトマト狩りなどもさせたい」と幅広い視点を示していました。

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大分類 テキスト
資料コード 008449
内容コード G000000681-0007
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第226号(1996年5月)
ページ 7
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/05/10
公開日 2023/12/12