佐敷町子ども会は、北海道美唄市との交流のため、昨年、チャリティージャズコンサートを開き、多くの人の協力によって資金造成を行い、12月末に美唄市を訪問しました。
訪問団は中学生4人、小学生16人、引率を含め25人。ホームステイ、スキー体験、地元の子供達との交流、資料館見学……すばらしい体験をしてきました。
その報告会が2月24日、町老人福祉センターで行われ全員が旅の感想を発表しました。
会場では北海道でのビデオ鑑賞や写真展示も行われ、改めて美唄市での楽しい体験を確認しました。
津波古子ども会 城間楽
ぼくは、北海道に行って、初めて知ったことがたくさんあります。
北海道の地面は、よくすべるし、沖縄と屋根の形もちがうので、最初は、おどろきの連続でした。
地面がすべるのは、地面の上の雪が凍ってすべりやすくなっていました。
スノトレをはいていてもよくすべりました。屋根も、雪を落としやすいように、平らな屋根が少なく、雪を落としやすいようないろんな形の屋根が多かったです。
家の中は、ストーブをつけて温かくしていて、外とは、大ちがいでした。ホームステイをした家では、玄関が引き戸になっていました。夜は寒いので、しきぶとん2まいと、かけぶとん3まいくらいかぶってねむりました。
朝起きて、まどから外を見ると、つららがたくさんあって、変わった形のつららもありました。外にも、日の出、日の入りが沖縄より早いのも、よく分かりました。
ぼくは、北海道交流で1番の思い出になったのは、初めてのスキー体験でした。スキーのときに着るスキーウェアは、雪が入らないように工夫されていました。スキーは、初めてだったので、きそから教わりました。スキーに夢中になってしまったので、とても温かいような気がしました。スキーは思っていたよりとてもむずかしかったので、よく転んでしまったけれど、とても楽しかったです。スキーは1度やってみたいと思っていたので、とても満足でした。外にも、深川青年の家で行った雪中運動会もとても面白かったです。
北海道に行って、ぼくは、たくさんの事を学んだし、とてもいい経験になりました。
もう1度北海道に行って、もっといろいろな事を知りたいと思います。
佐敷子ども会 津波暁子
「いよいよ明日だ、早く明日にならないかなあ」私は、ワクワクしながら明日を待っていた。
そして12月23日土曜日、辺りがくらいうちに、私は、お父さんやお母さんといっしょに空港に向かった。そして、いざ出発。東京で乗りかえて、また出発した。飛行機が着陸したとき、私達は声をあげた。「わーすごーい」「雪だー」「見て見て雪だよー」 もうみんな大はしゃぎだ。
こんなすてきな北海道に来て、一番楽しかったことは、ホームステイ先で、雪を使って遊んだことです。
雪合戦をしたり、かまくらを作ってもらったりしました。かまくらはお父さんと、お兄さんが作ってくれて、ちゃんと名前も書かれていました。 「わ~すっごーい」 私は、思わず声を出してかんげきしました。そして、なんと、スノーモービルにも乗せてもらいました。もうスリルまんてんで、 「オーオオー」 とさけぶばかりで、ほかの言葉が出ませんでした。
2番目に楽しかったことは、スキーです。最初の日、初めてスキーをすべるので、きそから練習しまし た。そして、ちょっとした坂からすべることになりました。もうこわくてこわくてたまりませんでした。そして1日目は、こわいまま終わってしまいました。
2日目、天気がよくて、こわさが少しなくなったような気がしました。先生から、いろんなやり方を教えてもらって、いよいよ坂をすべることになりました。私はスピードをおそくするやり方を教えてもらったので、うまく坂をおりることができました。その時から、 「スキーって楽しいな」 と、思うようになりました。私は、いつまでも喜んでいました。
私は、北海道に来て、初めて雪を見て、さわって、スキーをして、スノーモービルに乗って。こんなすばらしい体験をした私は、本当に幸せ者だなあと、つくづく思いました。また、きかいがあれば、もう1度北海道に行きたいと思っています。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1ED-IdN2fN1b7uveCR0YzcYqK8gxZPkUr |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008449 |
内容コード | G000000681-0006 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第226号(1996年5月) |
ページ | 6 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1996/05/10 |
公開日 | 2023/12/12 |