なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

より高度な住民サービスをめざして 役場で大幅な機構改革

多様化する住民ニーズに応えようと、町役場では4月1日付けで大幅な機構改革を実施。企画財政課をはじめ、健康課、都市計画課、生涯学習課の四課を新設しました。
また、宮城繁教育長の任期満了に伴い上原弘一さんが教育長に就任。文化センターを核とした町の教育行政を担います。

今回の機構改革は、一昨年7月に発足した町行政事務改善委員会の答申をもとに実施したもの。住民サービスの向上や行政の効率化などを主眼に、大幅な改革となりました。
改革では、企画室、国保年金課、開発室、社会教育課の四課を廃止。新たに企画財政課、健康課、都市計画課、生涯学習課の四課を新設しました。
企画財政課は、従来の企画室がこれまで受け持っていた文化センター部門を教育委員会へ移管。総務課の財政係を吸収して、事務調整機能の充実を図りました。
健康課は、国保年金課から国保係、住民課から保健衛生係・栄養士・老人保健係を吸収。それに保健婦を加え、町の総合的な健康づくりを推進します。
都市計画課は、従来の開発室が建設課から都市計画係を吸収。マリンタウンプロジェクトやヘルシーリゾート計画などの大型プロジェクトヘ対応します。
生涯学習課は、従来の企画室の文化センター部門と社会教育課を統合。シュガーホールとコミュニティ供用施設を一括して管理し、町の教育文化の振興を押し進めます。
そのほか、住民票や諸証明のスムーズな発行や、町民の皆さんに親しまれる明るい窓口をめざして1階窓口部分が大幅に改善されました。

輝かしい実績を残して…
また、3月29日には離任式が行われ、任期満了の宮城繁教育長、退職の仲里和郎議会事務局長、大城早知子指導主事を送り出しました。
宮城繁さんは昭和48年から昭和60年まで助役、また昭和60年からは教育長と、町の要職を歴任。卓越した識見で町行政を長年にわたってリードしてきました。
行政全般にわたる数々の実績と、ハワイとの交流など、輝かしい足跡を残しました。
仲里和郎さんは昭和49年に住民課に採用。以来、企画室長、議会事務局長などを歴任。その誠実な人柄で、周囲の厚い人望に囲まれての定年退職となりました。
大城早知子さんは平成5年に学校教育課の指導主事として採用。
3年間の献身的な努力で、馬天小・佐敷小を学力島尻一に導くという実績を残しました。
離任式では花束を手にした3人に温かい拍手とねぎらいの言葉がかけられていました。

新教育長に上原さん
宮城教育長の任期満了に伴って、町教育委員会は新しい教育長に前企画室長の上原弘一さんを選出。4月1日日にその辞令が交付されました。
上原教育長は「生きがい教育をどのように展開していくかが課題。事業計画を充分に練り、地域、町民を巻き込んだ教育行政を進めていきたい」と抱負を語り、文化センターについては「児童室や視聴覚室をもっと活用し、町民の皆さんが気軽に訪れるような施設にしたい」と早くも具体的な取り組みに乗り出しています。

フレッシュな顔
4月1日付の人事異動で、城間勝美前国保年金課長補佐が経済課参事に昇任。また、伊良波小学校から学校指導主事として又吉元順さんが着任しました。
また、一般事務職員として吉里昌太さんと山城和人さん、保健婦として知念尚子さんが新採用。フレッシュな顔で役場に登庁しました。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1ED-IdN2fN1b7uveCR0YzcYqK8gxZPkUr
大分類 テキスト
資料コード 008449
内容コード G000000681-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第226号(1996年5月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/05/10
公開日 2023/12/12