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みんなの手で平和祈念像を 建立期成会が発足

「私たちの手で『平和祈念像』を建立しよう―」を合い言葉に、町では終戦50周年事業の一環として『佐敷町平和祈念像』の建立事業が進められています。『平和祈念像』は子供からお年寄りまで全町民の協力で建てられる予定。恒久平和を希求する全町民の願いが町内外にアピールされます。

募金活動もスタート
目標一世帯あたり干円以上
(目やすは、成人1人当り500円)

終戦50周年にあたった平成7年、町ではその記念事業として「宮崎県高千穂町との姉妹都市提携」、「愛と平和の映画音楽フェスティバル」、「世界のサシキンチュ歓迎の夕べ」、「町植樹祭」など多彩な事業を展開してきましたが、今回の『平和祈念像』建立事業はその締めくくりを飾るもの。
恒久平和を願う町民意志の象徴として町内外にアピールすることを目的にしています。
『平和祈念像』建立にあたって、まず1月29日には建立期成会が設立。事業実施への態勢づくりがなされました。期成会は町役場、町議会、JA島尻東、青年会、婦人会、老人クラブ、商工会など町内の各種団体を網羅して組織。全町挙げての取り組みが強調されています。
『平和祈念像』の建立場所、デザイン、大きさ、材質などはまだ未定。現在期成会の専門委員会で慎重に検討しています。関係者の間では早くも出来上がりを楽しみにする声があがっています。

みんなの募金で建立資金を!
期成会では、建立資金について「町の予算だけではなく、子供からお年寄りまでの町民からの募金で建立しようということに意義がある」として全町民の募金をつのることを決定。700万円を目標に募金活動を展開していくことにしています。

「平和祈念詩」も同時に大募集
また期成会では、『平和祈念像』の台座に刻まれる「平和祈念詩」の公募も同時に行っています。
詩のテーマは命の尊さや恒久平和を訴えるもので、6月20日までが募集期間。入選作品は碑文として刻まれるほか、広報誌等で一般に紹介することになっており、町在住者及び町出身者を対象に広く応募を呼び掛けています。
期成会の会長を務める津波町長は「全町民の恒久平和を願う心を形に残したい。町民の皆さんのご理解とご協力ですばらしい像が出来上がるものと期待している」と熱い思いを寄せています。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1u3wL0QLV_WqcnGb3C2AvpdH3HpRivBgm
大分類 テキスト
資料コード 008448
内容コード G000000675-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第224号(1996年3月)
ページ 2
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/03/10
公開日 2023/12/12