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中学2年は意識の曲り角 平成7年度青少年の生活調査 平成7年7月実施

青少年の生活調査は、小学5年生から中学3年生までを対象に実施。町内小・中学校から各学年1クラスを選んで回答を求めた。
全般的に目に付くのは、各項目で中学2年生の回答が、他の学年のそれに比べて特徴ある結果を表している点である。そのことから、中学の2年という時期は自分の生活意識や社会認識が急激に変化する時期だと想像できる。その時期には、大切に見守る周囲の大人たちの温かい目が必要と思われる。

アンケート結果からの課題(町教育委員会まとめ)
・学校での生活
勉強が楽しくて学校へ行くよりも、親しい友達がいる子は楽しい学校生活を送っている。目的意識を高揚させ、学習への意欲を図る指導の在り方が課題になる。不登校の子には友達関係の配慮を要する。
・家庭での生活
家がおもしろくないから夜間外出する子が多くいる。楽しい、心やすらぐ家庭づくりが夜間外出の防止につながる。

①学校は楽しいですか。
▲学年が進むにつれて「学校が楽しい」と答える人は減少している

②学校が楽しい理由を答えて下さい。
▲学校が楽しい理由として、「仲の良い友だちがいる」が大多数である。

③あなたは学校を休みたい(行きたくない)と思うことがありますか。
▲小学校から中学校への環境の変化のせいか、中学1年生に学校を休みたいと思っている子が多い。

④あなたには何でも話せる友だちがいますか。
▲何でも話せる友達は、学年が進むにつれて少なくなっている。①の質問とかさねると、学校の楽しさは親しい友達の存在と関連している。

⑤あなたは塾にいっていますか。
▲進学のこともあり、中学3年生になると塾に行く子は急増する。

⑥あなたは大きくなったら、お父さんのような人⑦あなたは大きくなったら、お母さんのような人
になりたいと思いますか。(男の子だけ答えて下さい。)になりたいと思いますか。(女の子だけ答えて下さい。)
▲家庭での父親像は、母親像に比較してかんばしくない。

⑧あなたは夜の10時ごろ家の外で遊んだことがありますか。⑨「はい」と答えた人は、次の中の理由を選んで下さい。
▲夜の10時以降、外で遊ぶ子は、学年とともに増加。中学2、3年生になると友達どうしさそいあうようになる。中学1年生までは「家がおもしろくないから」という理由が多い。家庭内のふん囲気づくりが夜間外出防止につながる。

⑩あなたは、大人が夜10時を過ぎても、外で酒を飲んだり遊んでいるのをどう思いますか。
▲中学2年生あたりから、大人社会に理解を示すようになる。親ばなれの傾向もみてとれる。

⑪あなたは「ゲームセンター」に行ったことがありますか。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=15_rkVDD2XXTj4CLqbRXI93UtRm01tx4X
大分類 テキスト
資料コード 008448
内容コード G000000674-0004
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第223号(1996年2月)
ページ 4-5
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/02/10
公開日 2023/12/12