かねてから計画が進められている中城湾南部流域下水道事業の説明会が、12月15日、町老人福祉センターでもたれました。
説明会では、まず県下水道課や町建設課が下水道のしくみや事業の内容などについて詳しく説明。
続いて参加者からの質疑がなされました。
質疑では、合併処理浄化槽との比較を中心に参加者から確認や意見が出されました。そのほか「市街地の少ない佐敷では下水道は適さないのでは」「西原町に下水が集められると佐敷でリサイクルできる水は残らないのでは」「膨大な工事費の負担が子や孫の代まで影響するのでは」など熱心な質疑がなされました。
それに対して、県・町当局からは、計画そのものについて「基本構想の段階から慎重に検討を重ねてきており、今の計画がベター」水のリサイクルについて「佐敷で降った雨水は佐敷で利用できる」膨大な財政負担について「国の補助金や交付税などで大部分がまかなわれる。町の実情に応じた運営をすれば大丈夫」などの説明がなされました。
今回計画が進められているのは、中城湾で隣接する中城村、西原町、与那原町、佐敷町の各世帯で排出される下水を一括して処理するシステム。西原町に処理場を建設し、四町村の下水を集めて処理することになっています。
質疑の中でたびたび話題に上がった合併処理浄化槽によるシステムは、各世帯で浄化槽を設置し、個別に下水処理を行うもの。管理や設置に必要な用地は各世帯に求められます。
事業の推進について津波町長は「円滑に行うには町民の皆さんの理解が大切。今後、広報紙等で制度の内容を掲載していきたい」、町民の理解を求めています。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008448 |
内容コード | G000000673-0005 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第222号(1996年1月) |
ページ | 5 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1996/01/10 |
公開日 | 2023/12/12 |