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みんなの手で花と緑を 町植樹祭で浜崎川周辺に植樹

第1回佐敷町植樹祭が、12月10日、浜崎川周辺で催され、大勢の参加者で賑わいました。
この植樹祭は、沖縄戦終結50周年の節目の年に、県民百万本運動と連動して町土の緑化を推進しようというもの。集まった参加者は、用意されたサクラ、イッペー、キンレイジュなどの苗をそれぞれ思いを込めて植えていました。
記念式典では、町緑の少年団の照屋明奈さんと馬天大通り会会長の知念温栄さんによる地域緑化活動発表も行われました。
照屋さんは「学校でひとりひと鉢運動などを実践してきたが、花に水をかけるのは楽しいし、心がなごむ。もっと佐敷町に花を増やしたい」と意欲的に発表。知念さんは「美化をとおして地城に還元したいという気持ちで花園作りなどに取り組んできた。失敗談も数多くあるが、花を咲かせた時の喜びは言いようがない」と緑を育てる喜びを強調していました。
植樹がなされたのは、浜崎川の土手、約1㎞にもわたる一帯。二千本の苗が植えられました。
この日は、家族連れの参加も多くみられ、親子で助け合って作業をするなど、微笑ましい光景もみられました。
今回の植樹祭には、緑を増やすばかりでなく、町民が植え育てることをとおして心豊かな潤いのある環境を増やそうというねらいもあり、町役場・経済課では「自分で植えた苗に愛着を持ち、参加者それぞれが引き続き育ててほしい」と呼び掛けています。

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大分類 テキスト
資料コード 008448
内容コード G000000673-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第222号(1996年1月)
ページ 4
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1996/01/10
公開日 2023/12/12