さしき尚巴志太鼓 宮城幹奈
私は、佐敷町と姉妹町である宮崎県の高千穂町の「神話の里フェスティバル」に自分たちのさしき尚巴志太鼓も参加できると決まった時、とてもうれしくてとびはねたい気持ちでした。
出発が近づくにつれ、練習もきびしくなってきました。でも、すばらしい太鼓をひろうしたくて、いっしょうけんめいがんばりました。そして出発の日、私は、これまでの自分たちの太鼓の技を文化交流会の場で、ひろうして交流を深めることにより今後の友好親善に役立てばという思いで出発しました。
また、今年は、終戦50周年のため、戦時中、集団そかいした歴史について学習する目的でもありました。学童そかいをした宮城のじいちゃんやばあちゃんから当時のことをくわしく聞くことができました。話しでは、山に囲まれた所の中に、お家がぽつぽつとあったため、ばくだんもおとせなかったそうです。それで、ぶじに沖縄に帰ることができたそうです。私は、どういう場所なのか早く見たくなりました。
高千穂町に着くと風がとても冷たく、水も指をさすような冷たさでした。そして、おじいちゃんたちがかたってくれたように、ほんとに高い山に囲まれた所でした。
私は、おじいちゃんの話を思い出しながら、平和な時代に生まれた自分がとてもありがたく思いました。
九州に来て3日目に「神話の里フェスティバル」で太鼓をたたきました。今まで沖縄で太鼓をたたいた時より、とてもきんちょうしました。
太鼓をたたいている時の観客の人たちは、話もせずに、しんけんに見ていました。そして終わった時の拍手は、これまでの舞台の中で一番大きな拍手だったように感じました。私は、ヤッターという思いで、とてもうれしくなりました。
宮崎の人たちは、みんな温かく私達をむかえてくれたので楽しい旅行ができました。ほんとうにありがとうございました。きっといつまでも私の心にすてきな思い出として、残ると思います。
私は、これからも、さしき尚巴志太鼓のメンバーとともに、がんばっていき、またこのようなきかいがあったら、また、それに参加して、町と町の交流に役立てたいと思います。
このようなきかくをしてくださった実行委員の方々に感謝します。
ありがとうございました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008448 |
内容コード | G000000672-0005 |
資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
資料グループ | 広報さしき 第221号(1995年12月) |
ページ | 4 |
年代区分 | 1990年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 佐敷 |
発行年月日 | 1995/12/10 |
公開日 | 2023/12/12 |