国道331号線役場前から文化センターに至る通称「シュガーロード」の街灯が何者かに割られ、関係者を悩ましています。
割られたのは、道路の両側の歩道に設置された27個の街灯のうち14個。高さ約3mのコンクリート製円柱の上に設置されたガラス製電球は、無残な姿をさらしています。
役場企画室によると、今年初め頃から数回にわたって割られており、石を投げて割ったのではないかとみられています。
割られた街灯を取り替えるのには1個あたり6万2000円の費用がかかり、これまでですでに約87万円もの損害が出ています。
「シュガーロード」は、文化センターで催される様々な集会・イベントに参加する町民や、図書室に通う小中学生が、ひんぱんに利用する町道。また、全国的に注目をあつめるシュガーホールでのコンサートに出入りする国内外の観客や演奏家が通る道として、町のシンボル的な存在でもあります。
今回の事件について津波元徳町長は「佐敷町は誇り高い文化の町づくりを町民一体となって進めてきており、文化センターはその中心施設。一部の心ない者により町民の心が汚されたようで残念だ。
これを教訓に地域ぐるみで公共心を育て、真の意味で誇りのもてる町にしていけたら」と話していました。
おそらく衝撃的ないたずらによるものと思われる今回の破損行為。今後はそのエネルギーが芸術や文化-スポーツなど発展的な方向に向けられることを願わずにはいられません。