戦争で消失した字佐敷の旗頭が50年ぶりに復元され、9月24日、それを祝う道ジュネーと復元祝賀会が行われました。
字佐敷では戦前、綱引きと旗頭を使った道ジュネーが行われていましたが、戦争で中断。旗頭も焼失してしまいました。
終戦50周年を機会に、昨年から復元を求める声が高まり、1年掛かりの作業で、このほど見事に復元されました。
復元作業では、まず地域のお年寄から聞き取り調査が行われ、それを手掛かりに当時の大きさや形を図面化。図面にもとづいて地域の方々の手作業で完成されました。
今回復元された旗頭は、高さ約6・6mで、西と東の2本。東の旗頭には豊作を招くという意味の「招豊年」の文字。そして西の旗頭には尚巴志の国元であることを示す「尚國本」の文字が描かれています。
復元を祝って区内を練り歩いた道ジュネーでは、威勢よく担ぎ上げられた旗頭を先頭に、ガーエー踊り、エイサーなどが披露され、かけつけたお年寄から盛んな拍手を浴びていました。