なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

保健婦だより 健康づくり がんばってま~す!~

暑い中での住民健診に大勢の町民の皆さんが受診され、私たちもほっとしています。
今回は、健診の結果食生活や運動に注意し、健康を取り戻した方を紹介します。仲伊保の奥間邑義さん (77歳) と新開の西田ヨシ子さん (66歳) のお2人です。
奥間さんは、3年前に血糖値が高く、尿にも糖が出て、治療が必要だと受診を薦められました。受診の結果尿糖が最高値を示し、このままでは糖尿病になると心配になり、食事に注意し、運動をすることにしました。平成3年には身長160㎝、体重67.5㎏あったのが、平成6年には体重58㎏になりました。
毎日ウォーキングをし、食事も腹八分にして10㎏近い減量を果たした奥間さん。今はコレステロール値も下がり、血糖値も正常値で、軽やかに週1回の囲碁クラプやゲートポールを楽しんでいます。
西田さんは、4年前まではいつもくらくらし、左半身のしびれ、頭痛に悩まされ、物忘れもひどい状態でした。コレステロール値が389と高く、中性脂肪は500もありました。いつ心臓の発作が起きるか、脳の血管がつまるかと心配になり病院を転々としました。半年から1年ほど7種類の薬を飲み、コレステロール値や中性脂肪値は下がりましたが、症状は一向によくなりませんでした。
薬だけではだめだと思い、今までの食生活を改善することにしました。好物のチョコレートやケーキを止め、毎日のようにとっていたてんぷらや揚げ物を減らし、ジュースやコーラ類も一切止めました。食事も1人分ずつ入れて食べるようにしました。運動もほとんどやってなかったのが、友人に誘われて踊りのサークルに通うようになり、ゲートボールも始めました。ウォーキングも行い、今では体調もよくなりました。
そのままほっておいたら寝たきりになっていたかも知れないと、踊りやゲートボールに誘ってくれた友人やボランティアの踊りの先生に感謝する西田さん。「生活や食事を改善することに気づかなければ重い病気になったはず。食事と運動がこんなに健康にしてくれるとは思わなかった。多くの皆さんに私の体験を伝えたい」 と熱い口調で話してくれました。
健康を取り戻し日々の生活を楽しむお2人の、ゆったりとした素敵な笑顔が印象的でした。
奥間さん、西田さん、よい体験をお聞かせいただきありがとうございました。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1qnpJYVeMC9YLRvI9O2HdmdyL7n83FUwX
大分類 テキスト
資料コード 008448
内容コード G000000670-0013
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第219号(1995年10月)
ページ 9
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1995/10/10
公開日 2023/12/11