町の終戦50周年事業・愛と平和の映画音楽フェスティバルがスタート。初日の7月22日は、平和を考える、ミニ講演会と記録映画 「未来への証言」 の上映が催されました。この日を皮切りに町では、8月いっぱいまで映画祭、講演会、展示会、音楽祭を予定。恒久平和を祈念します。
フェスティバル初日のこの日は、映画上映に先立って、ミニ講演会を実施。講師の岩本兼一氏は 「間違えられた沖縄戦」 「戦争と人間」 と題して貴重な戦争体験談などを語り、参加者に戦争の悲惨さを訴えていました。
続いて沖縄戦記録映画 「未来への証言」 を上映。描かれた戦争の凄惨さに、客席から随所にため息がもれ、思わず目頭を押さえる方もみられました。
参加者の声をひろってみました。
参加者の声から
▽壕から、死体を引きあげる所なんか、とてもざんこくだった。あと、自決した人たちはどうして自決したのか…もし自決しなかったら、今もいきて幸せに暮らしていたかもしれないのに…と思った。
(字津波古・新垣さん・13才)
▽学校の社会の時に、白はたの少女についてみました。でも、これを見るとくやしくて、すごいなあと思いました。もし死ぬとしたら、ころされないで、病気とかで、死んだほうがいいと思いました。戦争は、いつくるかわからないので、きてほしくないなあと思いました。
(字佐敷・奈津子さん・10才)
▽せんそうで、たくさんの人がなくなってしまって、かなしいです。これからは、せんそうをなくしたいなと思いました。
(南風原町・KNさん・10才)
▽もっと多くの方に観てほしかった。宣伝不足だったのではないかと思います。
(………)
▽50周年事業の一環としての企画、本当にすばらしいものと思っています。初日の日だけでも各種団体に割当して会場をいっぱいにしてもらいたかった。1人でも多くの方にみてもらいたかった。
(………)
▽保護された子どものヒザ、体がふるえている姿が、戦争のおそろしさがひしひしと伝わり、涙がでました。この平和な沖縄が、これからも続いていく事を願って戦争のおそろしさ、無意味さを伝えていってほしいとおもいました。
(字佐敷・女性・40才)