なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

15年の成果を今後に 町制施行15周年記念式典開催さる

1980年6月1日の町制施行以来、15周年を迎えた町では、6月3日午後、町文化センターで記念式典を挙行。これまで着実に進められて来た成果と、21世紀に向けたまちづくりへの意欲が確認されました。

関係者多数の参加で開催された町制施行15周年記念式典は、まず与那嶺紘也肋役の厳粛なことばで開式。津波元德町長の15周年を迎えた喜びと町民一丸となってのまちづくりへの決意が述べられ、祝いの日の幕が開きました。
続いて、まちづくりへ多大な貢献をなされた10人の方々に対する、平成7年度佐敷町功労者表彰が行われました。地方自治功男として新里勇孝、瀬底正繁、宮城徳春、神谷正雄の四氏。教育文化功労として真栄城勇、宮城鷹夫、嶺井信夫、玉城繁の四氏。社会福祉功労として平良ノブ氏。産業経済功労として山城忠俊氏に津波町長から功労賞が贈られました。
式典では、佐敷ジュニア・コーラスの皆さんによる祝福の歌の合唱も披露。子どもたちののびやかな歌声は、限りなく飛躍する佐敷町を象徴するかのようでした。
また、町議会を代表して伊禮清助議長があいさつ。続いて来賓祝辞として大田県知事 (代読)、 玉城沖縄総合事務局長 (代読)、 嘉数県議会議長 (代読)、 比嘉県町村会長が続いて壇上に立たれ、町制施行15周年を祝う佐敷町への温かい期待の言葉が送られました。
最後に勢理客徳助収入役による閉式のことばで、喜びと感激に包まれるなか、式典は幕を閉じました。
続いて行われた祝賀会は、町文化協会芸能部の皆さんによる古典音楽で幕開け。功労賞受賞者を代表して頁栄城勇氏があいさつを述べると、会場から盛んな拍手がおくられていました。山城健青町議会副議長による乾杯の音頭の後、山内小夜琉舞教室の皆さんによる舞踊が繰り広げられると、祝賀会は最高潮に達しました。
また祝賀会では、会場の方々から功労賞受賞者の皆さんへねぎらいと感謝のことばがかけられる光景がみられました。なごやかなうちに進んだ祝賀の宴は、宮城繁教育長の閉会のことばで締めくくられました。

地方自治功労  新里勇孝 氏
町選挙管理委員として委員長の要職を含め、多年にわたり本町の公正な選挙の実施と選挙制度の啓蒙に力を尽くきれ、地方自治の進展に貢献。さらに議会議員、行政相談委員として行政の監督、指導にあたられるとともに、文化協会芸能部長、老人クラブ副会長の職にあって住民福祉の向上に貢献をされた功績。

地方自治功労  瀬底正繁 氏
多年にわたり佐敷町議会議員として、本町氏の地方自治の進展と町政の発展、町民福祉向上に尽力されるとともに、津波古区長、津波古土地改良区の理事長の要職を務め、本町の土地改良事業の先駆的立役者として農業の規模拡大・集団化を推進し、地域社会の発展に多大な貢献をされた功績。

地方自治功労  宮城德春 氏
佐敷町議会議員の要職にあって、多年にわたり議会活動を通して、本町の地方自治の進展と町政の発展、町民福祉の向上に尽力されるとともに、農業構造改善推進委員、後原地区土地改良の推進員はじめ屋比久区長として、 その重責を全うされ、地域社会の発展に多大な貢献をされた功績。

地方自治功労  神谷正雄 氏
佐敷町議会議員にあって、議長はじめ経済氏工務常任委員長、総務財政委員長及び監査委員の要職を歴任され、多年にわたり議会活動正を通して町政の確立、町民福祉の向上に尽力されるとともに地域社会の発展に務められるなど自治行政や町発展の基盤づくりに貢献された功績。

教育文化功労  真栄城勇 氏
佐敷町文化財保護委員会会長、町史編集委員会副委員長等の要職を歴任され、貴重な本町文化財の保護、保存、収集、「佐敷村誌」 「佐敷町史」 の刊行に尽力されるとともに、佐敷町体育協会会長、佐敷町文化協会副会長、佐敷小学校PTA副会長などスポーツ、文化、教育等地域の発展に尽力された功績。

教育文化功労  宮城鷹夫 氏
佐敷中学校移転促進協議会委員、教育委員として学校教育・社会教育の振興に尽力され、町文化財保護委員、町文化協会会長等の要職を歴任され、郷土文化の認識・高揚に多大な貢献をされるとともに町文化センター運営審議会会長などを務められ、戦後一貫して本町の教育文化の振興発展に尽力された功績。

教育文化功労  嶺井信夫 氏
佐敷町教育委員会委員にあって、委員長の要職を歴任され、多年にわたり教育の向上と教育制度の拡充に尽力され、教育施設の整備や教育環境の充実に努められるとともに、佐敷小学校PTA会長はじめ青年会長、体育協会会長も務め、本町の学校教育、社会教育の振興発展に尽力された功績。

教育文化功労  玉城繁 氏
多年教職にあって、佐敷中学校、佐敷小学校の校長の要職を歴任するなど学校運営並びに児童生徒の学習活動と学力向上に誠心誠意努力されるとともに、佐敷町体育協会会長、社会教育委員、公民館運営審議委員、町史編集委員などを務められ、スポーツ、文化、社会教育の振興発展に貢献した功績。

社会福祉功労  平良ノブ 氏
長年にわたり遺族会と係わり、佐敷町遺族会会長、同副会長、同婦人部長、同佐敷支部長を歴任し、佐敷町遺族会の組織の充実拡大、発展に貢献きれるとともに、戦後の復興期に婦人部の前身である母の友会事業で、仲間づくりに奔走し、平和で住みよい地域づくりと民生安定、町民福祉の向上に貢献した功績。

産業経済功労  山城忠俊 氏
佐敷町農業協同組合組合長の要職にあって、本町農業の振興に尽力し、組合員の営農と生活の向上を図るとともに、農協合併推進協議会の会長として、島尻東農協の新設合併を実現し、農業委員会委員、町の監査員、体育協会役員として本町の振興発展に尽力した功績。

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大分類 テキスト
資料コード 008448
内容コード G000000667-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第216号(1995年7月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1995/07/10
公開日 2023/12/07