町史編集委員会は、去る3月22日から31日までの日程で、渡名喜明編集委員と新垣安子専門員をハワイに派遣し、移民調査を実施しました。この調査は 「佐敷町史海外移民調査」 の一環として、昨年9月に実施したペルー・ブラジル両国に次ぐものです。
調査は現地の 「佐敷知念クラブ」 の方々の全面的な協力があり、一世移民の真栄城守実さんをはじめ、40人ほどの二世の方々から聞き取りを行なうことができました。二世といっても80歳前後の高齢者。初期移民の両親の苦労をまだはっきりと記憶しています。行く先々で 「10年遅かった。でも、私たちの話をよく聞きにきてくれた」 とそんな声を聞きました。
ハワイの沖縄県人は、三世・四世の時代。 「ハワイの子弟のためにぜひ英語版をつくってほしい」 との要望もありました。
表紙の写頁は、George新垣さんからの寄贈です。次号でハワイで収集した資料をご紹介します。