・氏より育ち 人間は、家柄や血統よりも環境による影響のほうが大きい。すなわち、氏素性よりも育ち方のほうが大切だということ。 ・金が敵の世の中 この世の苦しみも悲しみも恨みも、すべて金が原因になっていることが多く、人は金ゆえに争い憎しみ合う。 まさに金は人に仇なすかたきのようなものだということ。 ・信心過ぎて極楽通り越す 信心も度が過ぎると、邪道や迷信に陥り、かえって害を及ぼすということ。 信心はあくまで心の安静を得るためのもので、神仏に頼りすぎるのはまちがいだという戒め。