―コレステロール、中性脂肪が 高いとどうなるの?を終えて―
平成6年度の住民検診の結果、高コレステロール、高中性脂肪と注意された65歳以上の方を対象に、11月から5回シリーズで教室を開催しました。
教室のねらいは、まず、自分のコレステロール値や中性脂肪値を知り、それが高いとどうなるのか。
改善するためにはどうすればよいのかを学び、自分にあった方法でその改善策を実生活の中にとりいれ、継続できることを目標にしました。内容は、医師、栄養士、保健婦の講話、「バランスのとれた食事」の調理実習、そして、運動の講話と実践等と楽しく工夫をしました。受講者からもわかりやすくてよかった。もっと続けてほしいと好評でした。
さて、ここで受講者の声を紹介します。
Aさん―。「コレステロールが高いと前から気になっていたが、その改善策について、学ぶことができてよかった。これまで車をよく利用していたが、近所への買物などは、歩くように努めている。妙め物などには、だし汁を利用して油が少なくてもできるようになった」。
Bさん―。「週に5日はウォーキングを続けている。以前に比べて肩こりもなくなり、夜もぐっすり眠れるようになった。歩く前後のストレッチ体操をするようになってから筋肉痛もおこらなくなった」。
Cさん―。「ふだんの食生活や運動に気をつけることがいかに大切かを学んだ。揚げ物などかなり油を多く使う料理を控え、煮物にかえるようになった」。
Dさん―。「嫌いであった牛乳も少しずつ工夫して飲めるように なった。ゆっくりよくかんで食べるように心がけ〈もったいない食い〉にも気をつけている」。
このように受講者の皆さんは、早速それぞれ自分にあった方法で実践しています。血液中のコレステロールや中性脂肪の多くなりすぎた状態が高脂肪症です。その状態が続くと動脈硬化をおこし、脳硬塞や狭心症、心筋硬塞などの成人病がおこりやすくなってきます。
健康は予防が大切とよく言われます。検診を受けて諸注意があった時は、医師や保健婦、栄養士に相談し病気にならないよう日常生活で改善できるものは、改善していけるよう努めたいですね。
今年も成人病予防教室を開催する予定です。多くの方が受講されることを希望します。