平成6年10月に予防接種の制度が大きく変わりました。これまで「国民の義務」だったのを「努力義務」とし、接種を受けるかどうかは、本人や保護者が自分で判断し決めなければならなくなりました。これまで以上に、親の判断が間われることになります。
伝染病は昔に比べ減ったとはいえ、「予防接種が必要」との国の方針は全然変わっていません。
今回の新制度は、昨年6月に改正された新予防接種法・結核予防法の施行によるものです。
重要な改正点の一つに、予防接種の種類があげられます。これまで効果面で疑問の声が強かったインフルエンザをはずし、り患すると死亡率が10%もあるといわれる破傷風が新たに追加されました。
その結果、接種の対象はポリオ、ジフテリア、百日ぜき、破傷風、はしか、風しん、日本脳炎、BCGの8種類となります。
予防接種を受ける場合に大事なのは、医師に提出する予診票の記載です。予診票では、「きょう、(お子さんに)具合いの悪いところはないか」「以前の接種で具合いが悪かったことは?」などの項目に答えるようになっており、最終的に医師と親のやりとりを経て、親が納得すれば接種を実施、そうでなければ実施しないことになっています。つまり、これまでは、医師の判断で実施されていた予防接種が親の判断のもとで行なわれるということです。これまで以上に日頃から、お子さんの健康状態のチェックが必要となります、 詳しくは、役場住民課保健衛生係TEL947-6211へ。
予防接種知識度チャック
予防接種名と関係のある病名を線でつないでみまよう。
①DPT・ ・A 三日はしか
②ポリオ・ ・B 小児まひ
③BCG・ ・C ジフテリア・百日ぜき・破傷風
④麻しん・ ・D はしか
⑤風しん・ ・E 日本脳炎
⑥DT・ ・F 結核
⑦日本脳炎・ ・Gジフテリア・破傷風
予防接種知識度チェックの答え
①とC ②とB ③とF ④とD ⑤とA ⑥とG ⑦とE