全沖縄親子野球大会は、沖縄県子供会育成連絡協議会とラジオ沖縄の主催で毎年行なわれており、今年は第十回の記念大会。11月12日から嘉手納町の嘉手納水釜球場を舞台に、参加39チームによる熱戦がくり広げられました。
本町代表の佐敷少年ファイターズは、一回戦・安座間ウィンズ(知念村)、二回戦・桃原ファイターズ(北谷町)には圧勝したものの、準々決勝の対北区ライオンズ(嘉手納町)戦には思わぬ苦戦。初回に2点を先制されたまま、なかなか反撃の糸ロがつかめず、迎えた最終回、粘りに粘って一気に3点をもぎ取り、劇的なサヨナラ勝ちをおさめました。
これで波に乗った佐敷少年ファイターズは、準決勝で渡久地子ども会(本部町)、決勝で前回優勝の強豪・今帰仁ジュニア子ども会(今帰仁村)を次々と破り、歓喜の初優勝に輝きました。
佐敷少年ファイターズは、連日の猛練習での自信に裏打ちされたのびのびプレーと堅い守りが身上で、今大会ではその実力がいかんなく発揮されました。
また、チームを支える父兄も練習に連日顔を出す熱の入れよう。試合でもにぎやかな応援で、他を圧倒していました。
見事な手腕でチームを指導した監督・コーチの努力も、今大会優勝の大きな原動力となりました。
コーチの山城紹幸さんは「全員野球で最後までよくがんばった。
勝ち進んでいくうちに力がますますついてきたように思う」と大会をふり返り、監督の奥間正英さんも「守り中心で、走って点に結びつける野球を目指して指導してきたが、子供達は連日のきびしい練習によくついてきてくれた。日頃の成果が表われたと思う」と感想を述べていました。
キャプテンの山城紹太君(馬天小六年)は「2、3日してからしみじみと喜びがわいてきた。皆さんのおかげです」と晴れやかに優勝を報告していました。
1回戦 佐敷少年ファイターズ 4―0 安座間ウィンズ
2回戦 佐敷少年ファイターズ 7―0 桃原ファイターズ
準々決勝 佐敷少年ファイターズ 3―2 渡久地子ども会
決勝戦 佐敷少年ファイターズ 0200300 5
今帰仁ジュニア子ども会 0100100 2