なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

羅針盤21 (青年会コーナー)

天までとどけ!53人の熱き鼓動―青年エイサー、会場から熱い声援―
去る10月15、16日に行なわれれた南部まつりにおいて、我が佐敷町の青年会も芸能の部に晴れて出演を果たした。
青年会の再結成後、南部まつりへのエイサー出演を目標として活動を展開、各員が仕事を終えた連夜、文化センターつきしろ広場での練習に励んだ。町青年会はこれまでシユガーホールでの笑築過激団公演のエイサー出演等も実現させてきた。しかし南部まつりにおいてはこれまで以上に人数と練習が必要であり、かなりきびしい試練を乗り越えた今回の出演となった。まつり2日目のエイサーの部で先陣を切って登場した町青年会。
総勢53人もの華麗且つ勇壮な太鼓の舞を会場に響きわたせた。
これまでの連夜の練習からくる自信に満ちた表情と会員一人一人の気持ちが一つになった舞台に、会場内からは感動の熱い声援が送られた。また、初の晴れ舞台を終えた会員の額には汗が光り、充実感に満ち溢れたすがすがしい表情がとても印象的であった。
▽会員談話
字屋比久の屋比久光博(22)さん
僕は仕事の関係上、毎日20分程度しか練習できなかったので大変だったが、もともとエイサーが好きだったのでここまでやってこれました。

字伊原の渡名喜良枝(18)さん
私は今回ティーモーイをやりましたが、微妙な手の返し等を覚えるのは大変でした。でもこのような大きな舞台に出演することができて本当に感激です。

字新里の仲本直樹(22)さん
僕はチョンダラーで会場を盛り上げる役をしました。この53人の仲間はエイサーで結ばれた仲、皆エイサーが好きでたまらないのです。これからもずっと皆でエイサーを続けたいです。

津波恭会長談話
今回の南部まつり出演は本当に大きな成果でした。当初20人前後しか集まらず、一時は断念も考えた程です。しかし皆を信じて練習を続けてきた結果50数人もの若者が集まり、初の大舞台を踏むことができました。感無量です。
ここまでやってこれたのも、地謡さんをはじめ太鼓を貸していただいた各字の区長さん、その他大勢の方々のご協力があったからこそできたのです。本当にありがとうございました。

“バッハホールのあるまち”中新田町青年と和やかに交流
去る10月8日に宮城県中新田町の青年の皆さん(鈴木哲悦団長他5人)と本町青年会との交流会が厚生年金休暇センターで行われた。
交流会は終始和やかな雰囲気のなかで行われた。現在、佐敷町青年会が取り組んでいるエイサーの話題で盛り上がる一方、鈴木団長が「中新田町にも『日伏せの虎舞』という伝統芸能があるので、ぜひそれも観て欲しい。また、これからも佐敷の若者の皆さんとの交流を深めていきたいと思いますので、今度は中新田にも遊びにきてください」と述べた。
中新田町にもバッハホールという音楽ホールがあり、シュガーホールのある本町との交流を深めている町でもある。今後更に絆が深まり「北と南の文化の交流」の実現に期待がもてそうだ。
      町青年会広報局一同

陸上競技青年全国大会へのカンパありがとうございました
9月3日に行われました佐敷町陸上競技大会において、カンパを募りましたところ、56,000円もの額が集まりました。この場を借りてお礼申し上げます。来る11月10日から始まる全国大会では、皆様のご厚意に恥じぬよう、もてる力を十二分に発揮してまいりますので応援の方よろしくお願い申し上げます。
    佐敷町青年会長 津波恭

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大分類 テキスト
資料コード 008447
内容コード G000000655-0007
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第208号(1994年11月)
ページ 5
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1994/11/10
公開日 2023/12/06