今年もカジマヤーを祝って、町内各地で色鮮やかな風車が回りました。
今年カジマヤーを向えたのは、新開の金城ウシさん、仲伊保の屋比久孟一さん、それに小谷園の諸見文哲さん、喜納マカトさん、仲座方明さん、合計5人の皆さん。
それぞれ家族や親戚や近所の方々に囲まれ長寿を祝い、町からも記念品が贈られました。
新開の金城ウシさんは、もともとは手登根の出身。字佐敷に嫁いだ後に大阪に渡り紡績工場で働いた経験ももつといいます。戦時中に夫を亡くし、女手ひとつで5人の子供を育てるなど苦労したこともありましたが、今は娘さんや孫に囲まれて幸福にくらしています。
仲伊保の屋比久孟一さんは、生まれも育ちも仲伊保。若い頃には山原船に乗り、山原船を降りた後も60歳くらいまで海へ漁に出たという根っからのウミンチュ。海で鍛えられた体は現在でも頑健。
山羊を飼ったり、テレビの相撲に声援を送ったりと元気に毎日を過ごしています。
また、老人ホーム小谷園では3人のカジマヤーを祝い、職員、ボランティア、家族の皆さんなど多勢で祝賀会がもたれました。
歌や踊りで盛り上がる舞台からは、ますますの長寿を願う心があふれ出していました。