なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

羅針盤21

信ちゃんの目に涙…
笑築過激団「佐敷の虎」感動の佐敷公演

笑築過激団(玉城満座長)の佐敷町初公演「佐敷の虎」が9月24・25の両日、シュガーホールで行われた。主役は町出身の信ちゃんこと津波信一さん。また、舞台には町青年会のメンバー30人も登場。殺陣や、エイサーの場面で舞台を飾った。
主役の津波信一さんは、日頃から佐敷にこだわりトーク番組やお笑いのネタにもたびたび登場するほど地元を大切にしている。今回の公演も彼のそんな熱意により実現できたといわれている。
公演の最終日には、感動のあまり思わず出た涙に会場は一段と大きな拍手でこたえていた。

シタイヒャーセイネンヌチャー 華麗なエイサーに大きな拍手が
この公演の最後を飾ったのが佐敷町青年会によるエイサーである。
2カ月前に本格的な練習を開始し、文化センター・つきしろ広場で猛稽古に励んだ。「一時は人が集まらず、また型も充分できてなくて果たして本番まで間に合うのか心配だった」と語るのはエイサーを指導した屋比久出身の新垣司さん。
彼をはじめとする数名は、浦添市の内間青年会で一足早く型を習得し会員への指導にあたった。その苦労と練習の成果が実り公演でのエイサーは、会場内を感動の渦に巻き込んだ。
公演終了後の打ち上げで、笑築過激団座長・玉城満さんは「何事もやることは簡単。しかしそれを継続しまた磨いて行くことが難しい。佐敷町青年会の皆さんはこれを契機に一段と会を盛り上げて欲しい」と語った。

次は南部まつりだ チバインドー
町青年会は、南部まつりにむけ、これから本格的にエイサーの練習に入る。町青年会副会長の田ロ勝夫さんは「まだ青年会が発足したばかりなのに佐敷の虎への出演や、南部まつりにむけての練習とかなりハードではあるが、皆で力を合わせて頑張っていきたい。また、まだまだ人数が足りないので、エイサーに興味のある方は是非来てほしい」と語った。
まだまだ頑張る青年会。会への応援をよろしくお願いします。

佐敷町青年会 津波恭

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008447
内容コード G000000654-0015
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第207号(1994年10月)
ページ 11
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1994/10/10
公開日 2023/12/06