大草原を駆け抜ける遊放民のうたげ。モンゴル国立歌舞団の、沖縄公演(町文化センター自主事実行委員会主催)が8月27日、町文化センター・シュガーホールで開催されました。
伝統楽器の馬頭琴、揚琴、笛の調べに乗って繰り広げられたモンゴルの民謡や舞踊は、シュガーホールに詰めかけた観客を、モンゴルの大草原に誘いました。
モンゴルの山や川、広大な草原、そこに住む人々の生活や祈り、祖国を愛する心などを表現した曲。独特の音声を奏でる伝統楽器。美しい民族衣装をまとっての躍動感あふれる舞踊。シュガーホールは“モンゴル”一色に染められました。
また、日本語で歌われた「黒田節」や、日本の教科書にものった馬頭琴の起源の物語「スーホーと白い馬」の紙芝居、低音と高音を同時に響かせるモンゴル独特の「ホーミー」で歌われた「赤とんぼ」などで、島国日本と大陸のモンゴルとの「接点」も楽しまれました。
公演後、出演したモンゴル国立歌舞団の皆さんと、ボランティアの皆さんを含めたスタッフとの交流会がつきしろ広場を利用してもたれました。
交流会では、モンゴルの民謡や琉球民謡、三味線などが飛び交い、モンゴルと佐敷との国際親善が、楽しくにぎやかに交わされました。