町青年会、婦人会が協力する笑築過激団公演「佐敷の虎」の稽古が、主役の津波信一氏(字新里出身)を中心にして着々と進められています。佐敷を舞台に、どんな物語が展開されていくのかたいへん興味深いところです。
ここで「佐敷の虎」のあらすじと、主役の津波信一氏のことばを紹介します。
あらすじ
佐敷で「尚家継承琉球王朝文化遺産展」が開かれた。しかし、何者かの手によって、展示品の名刀「千代金丸」が奪われてしまう。
一体誰が?何のために?事件の背後に見え隠れする怨念とは…。
そんな折、佐敷では青年会を発足して、旧盆にエイサーをしようと若者たちが盛り上がっていた。その佐敷の青年たち、刑事、そして、尚家の魂(?)までを巻き込んで、事件は意外な方向へ…。
現代の佐敷を舞台に繰り広げられる、琉球戦国史…その昔、佐敷に虎と呼ばれる男がいた―。
信一氏談
今回、地元佐敷町で公演できることをうれしく思います。芝居の舞台が佐敷で、それを佐敷町の誇るシュガーホールで上演できるということで、感激もひとしおです。芝居を通して、大いに佐敷町を内外にアピールするつもりでがんばります。
青年会も新たに結成されたばかりなので、一つの芝居を通して結束力をたかめ、公演をぜひ成功させ、青年会を盛り上げ、まちおこしの一種の起爆剤になればと思ってます。
シュガーホールでの初の芝居ということで、「笑築」、そして佐敷町青年会も力が入っています。みなさん、ぜひ観にいらしてください。