沖縄平和祭'94・朗読劇・この子たちの夏が、七月十一日夜、町文化センター・シユガーホールで催されました。
同朗読劇は、四十八年前に原爆で被害をうけた広島と長崎の子供たちの短かい生の意味と、母親たちの悲しみの声をもう一度思い、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えようというものです。
出演したのは映画・舞台などで活躍の山田昌さん、高田敏江さんら女優六人で組織する「地人会」のメンバーと、地元知念高校から五人の生徒の皆さん。
「地人会」はこの十年来、毎年夏になるとこの朗読劇で全国各地を巡演し、平和を訴え続けているとのこと。劇を観て、「最初から最後まで涙が出てとまらなかった」という方も多く、佐敷の夕陽が静かにゆれた一日でした。