なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

華やかに、晴れやかに… 佐敷町文化センター・シュガーホール開館

祝福の響き高らかに
6月1日に催された開館記念式典は、午後4時半のテープカットとともに尚巴志太鼓が威勢よく打ち響く中、挙行されました。
津波元徳町長は「町づくりのシンポル、町民全体の活動の場として有効に活用したい」と喜びのあいさつ式典、祝賀芸能ではコーラス、琉舞や古典音楽などか披露され、開館に花を添えました。

美しい音色ひびいて N響室内合秦団演奏会
町文化センター・シュガーホールのオープンを記念して、6月5日、NHK交響楽団室内合奏団のコンサートが開かれ、格調高い響きがホールを満たしました。
出演したのは、現在県立芸術大学の教授でもある指揮者、祖堅方正さんを始め、ピアノ独奏に同じく県立芸術大学教授の岩崎セツ子さん、そして特別に編成された60人のオーケストラの皆さん。
演奏された曲は、ベートーヴェン作曲、交響曲第二番二長調作品三六、モーツァルト作曲、ピアノ協奏曲第23番イ長調K四八八、メンデルスゾーン作曲、交響曲第四番イ長調作品九十「イタリア」の三曲。
国内最高峰に君臨するNHK交響楽団の演奏に、満員の聴衆はうっとりと魅了された様子でした。
ピアノ独奏の岩崎セツ子さんは、ホールの印象について「とてもすばらしく、未来が開けていく印象を受けました。今後も大切に使ってほしい」と語ってくれました。

ヴァイオリン・コンサート&トーク
小林武史氏の世界広がって
シュガーホール開館記念の第二弾として、バイオリン奏者小林武史さんのコンサートとトークが、6月7日夜、町文化センター・シュガーホールで開催されました。
コンサートに先立って、前日6月6日夜には、小林さん自身による公開レッスンが行われ、町内外のバイオリンを学ぶ幼稚園児から高校生まで10人が指導を受けました。一流の演奏家によるレッスンとあって、いくぶん緊張ぎみの生徒たちも、小林さんの厳しいながらも温かみのある指導に、目を輝かせていました、
翌7日のコンサートは、午後7時に開演。スズキ・メソッド沖縄支部の子どもたちによるバイオリン歓迎演奏で幕開け。小林さんもいっしょに「キラキラ星」を奏でる一幕もありました。
「音楽を通しての世界観」と題して行われたトークでは、バイオリン片手にヨーロッパ各国はじめ世界中をわたり歩いた体験談が語られました。
コンサートでは、林田賢さんのピアノとともに、八曲を演奏。奥深いバイオリンの音が響きました。

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大分類 テキスト
資料コード 008447
内容コード G000000651-0013
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第204号(1994年7月)
ページ 6-7
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1994/07/10
公開日 2023/12/05